答え
正解は...
C:印刷済みのコピー用紙です!
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解説
環境にやさしい「再生紙」は、「使用済みの紙(古紙)」を材料に製造した「古紙パルプ」(※1)からできています。
特に白い紙(コピー用紙や牛乳パックなど)から作った古紙パルプは質が良いと言われています。
古紙パルプを原料とする再生紙を使えば、「木材」をを材料にして製造した新しいパルプ(バージンパルプ)の使用を助長せずに済み、森林伐採やそれに伴う生態系の喪失を軽減できると言えます。
また、紙に占めるバージンパルプの割合が少ないほど、製造によるCO2排出量は少なくなります。古紙パルプがどれだけ含まれた紙であるかを示すRマークで、古紙パルプの配合率を確認することができます。
しかし、再生紙を使うだけですべて解決できるわけではなく、紙の製造工程や、エネルギー消費量、輸送方法など、サプライチェーン(※2)全体に含まれる要素を考える必要があります。
なお、ピザの箱や使用済みのティッシュなど、汚れがついてしまった紙は再生紙にすることができません。また、レシートで使用されるような感熱紙も、再生紙にすることができません。
再生紙にすることができない紙は、古紙回収ではなく燃えるゴミとして出してください。
(※1)パルプ:紙を作る際に用いられる繊維のこと
(※2)サプライチェーン:製品の原材料・部品の調達から販売に至るまでの一連の流れ
\古紙についてもっと学ぶなら/
紙袋の底面やお菓子のパッケージの裏には、RマークやFSC認証マークなど、よく見ると環境や社会、生物多様性につながることを示すマーク、サスティナブル認証のラベルがついています。
中でもFSC認証は、サステナブルに管理された森林と工程を用いて、森を守ることだけにとどまらず、労働者や先住民族の権利、地域社会との関係や文化など、広い視野に基づいて製造された紙であることを保証するマーク。私たちがFSC認証を受けた製品を選ぶことで、適切な森林管理を行う林業者や地域を支援し、その生産品を原材料として使う企業を支持することになり、世界全体の森林保全へとつながります。
まずはゲーム感覚でラベルを探すことからSDGsをはじめてみましょう!
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