大昭和環境チャンネルでは、環境や環境問題への理解を深めながら、カンキョーダイナリーを運営する、大昭和紙工産業の様々な取り組みをご紹介していきます!(※コンテンツの最後で全編を動画でご覧いただけます。)
レジ袋有料義務化
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レジ袋有料義務化の背景
近年、石油資源の節約や廃棄物、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化といった、環境問題が世界的に議論される中で、脱プラスチックの流れが加速しています。
日本では、これらの環境問題の観点から、使い捨てプラスチックを削減するための「プラスチックごみ削減戦略」が、2018年に環境省によって策定されました。
この戦略では、2030年までに使い捨てプラスチックの排出量を25%削減することが目標とされています。その第一歩として、2020年7月1日より、レジ袋の有料義務化が始まりました。
レジ袋有料義務化のポイント
レジ袋有料義務化のポイントは3つあります。
1つ目は、対象者です。
レジ袋有料化の義務を負うのは、小売業を営むすべての事業者です。ただし、継続性のある事業が対象であるため、出店などの期間限定の販売行為は対象外となります。
2つ目は、対象商品です。
消費者が購入した商品を入れる袋が対象となります。例えば、サービスを提供するクリーニング店では、預かる洋服自体をお客さまが購入するわけではないため無料で袋を配布することができます。
3つ目は、形状です。
持ち手のついたプラスチック製の買い物袋が有料化の対象です。スーパーで見かける薄いロール状の袋は、持ち手がついていないため対象外となります。
レジ袋有料対象外となるもの
さらに、袋の仕様により、有料の対象外となる物があるのをご存知ですか?
1つ目は、リユースできる50μm(マイクロメートル)以上の厚さのもの。
2つ目は、海洋プラスチックごみ問題の解決に貢献する、海洋生分解性100%配合のもの。
3つ目は、地球温暖化問題解決に寄与する、バイオマス25%以上配合のもの。
この仕様にあたるものは対象外となり、無料で配布することが認められています。これらの対象外のプラ製袋を除き、小売業を営むすべての事業者は、持ち手のついたプラスチック製の買い物袋に、消費者の購入した商品を入れる場合、レジ袋1枚につき1円以上で提供する義務があります。
また、レジ袋の辞退者にポイントを付与することはルール違反とされています。
マイバッグの普及
レジ袋の有料義務化に伴い、普及が進んでいるのが、ナイロン製のマイバッグです。繰り返し使えることで、環境に配慮された商品ですが、コロナウイルスが世界中に蔓延する昨今、衛生面で注意が必要だとも言われています。
一方、紙製品は、繰り返し使えるだけでなく、一定期間使用した後に資源として古紙回収されます。その回収率も非常に高く、リサイクルに最適で、環境問題解決への貢献が期待されている素材です。
大昭和紙工産業の取り組み
大昭和紙工産業では、植物由来なのはもちろん、土壌のみならず、海洋でも微生物により生分解し自然に還る、紙製品をお勧めしています!
動画で全編をチェック!
以上、レジ袋有料義務化を、大昭和紙工産業の取り組みを交えて解説しました。いかがでしたでしょうか?是非動画で詳しくチェックしてみてくださいね。
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