大昭和環境チャンネルでは、環境や環境問題への理解を深めながら、カンキョーダイナリーを運営する、大昭和紙工産業の様々な取り組みをご紹介していきます!(※コンテンツの最後で全編を動画でご覧いただけます。)
more trees
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日本の林業の衰退と自然災害の拡大
現在、日本の森林を取り巻く環境が危機的な状況にあり、林業が衰退していることはご存知ですか?
2002年から国産木材の需要は年々増加しているものの、ライフスタイルの変化や、新規住宅着工件数の減少に伴い、木材自体の需要は減ってきています。
こうしたことを背景に、国産木材の価格の下落によって森林経営が困難になっていること、さらには高齢化も進んでいることから、林業を担う人たちが少なくなってきており、適切な手入れが行われず荒れてしまう森林も数多く存在しています。
戦後、国策として行われた拡大造林によって、植樹されたスギやヒノキは樹齢50年を超えています。
すでに収穫期を迎えていますが、切ることも植えることもできないまま、放置されている状態です。
また、近年地球温暖化によるゲリラ豪雨、大雨による洪水や土砂崩れなどの自然災害によって、人命に関わる二次災害が発生しています。
適切に管理されずに荒廃した山や森林が、このような二次災害の要因とも言われており、林業を活性化し適切な管理をすることが、安心安全な生活を守るカギになるのは間違いありません。
老木と二酸化炭素の関係
植樹されてから50年以上経過した老木は、成長中の若い木に比べ、光合成による二酸化炭素の吸収量が少なくなることをご存じですか?
自然は人の手を加えず、自然のままにしておくことが良いと思われがちですが、植林や間伐によって適切に管理された森と、そうでない森とでは、16年~20年の期間において二酸化炭素の吸収量に10倍近くの差が出る、という報告もあります。
また、森林も私たち人間と同じように、生きていくために呼吸をしています。
光合成による成長が止まった老木も、二酸化炭素の吸収量が減っていく一方で、若木と変わらず二酸化炭素を排出し続けるのです。
このことを踏まえると、現在、世界的な規模で地球温暖化の問題が取り沙汰されていますが、木を植え、育て、手入れをし、必要に応じて伐採し、適切に森林を管理することで、地球温暖化防止につながると考えられるのではないでしょうか。
森林保全団体 more trees
加速する森林破壊と、地球温暖化の危機的な状況にアクションを起こしている森林保全団体があります。それがmore treesです。
その活動内容は、地域との協働で森林保全を行うmore treesの森を日本各地に展開し、国産材を活用した商品やサービスの企画・開発、セミナーやイベントを通した森の情報発信など、森と人がずっと共に生きる社会を目指して、さまざまな取り組みを行っています。
大昭和紙工産業の取り組み
大昭和紙工産業は、more treesの日本の森を育む活動に賛同し、協賛をしています。
森林を適切に管理することの重要性を広める活動や、間伐材を活用した製品開発を行っており、岐阜県にあるmore treesの森の木材を使った原紙more treesペーパーの開発もそのひとつです。
また、このmore treesペーパーを使い、大昭和紙工産業とmore trees、製紙会社の3社で開発したmore trees paper bagを、日本の森林保護に寄与する紙袋として、ご利用いただくことができます。
紙を扱う製造メーカーとして、森林保全は重要なミッションの一つです。
私たちの取り組みにご賛同いただき、more trees paper bagをご利用いただくことで、CSRやSDGsに取り組むことができ、お客様自身の企業価値を高めることにもつながります。
私たち大昭和紙工産業は、more treesとの取り組みを通して、環境問題への意識を高め、課題解決に取り組み、日本の森林を守ることで得られる安心や安全に、今後とも貢献していきたいと考えています。
動画で全編をチェック!
以上、more treesについて、大昭和紙工産業の取り組みを交えて解説しました。いかがでしたでしょうか?是非動画で詳しくチェックしてみてくださいね。
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