飛び恥（フライトシェイム）｜1分で学べる環境問題

最近テレビで「飛び恥」っていう言葉を目にしたの。
海外では一般的に認識されている言葉みたいだけど、どういう意味の言葉なのかしら？

確かに最近目にするようになった言葉だね！ 「飛び恥」 は航空旅行に対する罪悪感を表した「フライトシェイム」という言葉を日本語にした言葉だよ！ 環境問題に対する意識が高まって、温暖化ガスの排出を減らすために航空旅行を控える人が増えたことによって、広まった言葉なんだ！

そういう意味の言葉だったのね！ 航空旅行のどういう部分が環境に影響しているのかしら？

航空旅行で搭乗する航空機は、燃料の燃焼によって大量の二酸化炭素（CO2）を排出するんだ。 CO2は地球温暖化の原因の一つだったよね。 さらに、航空機が飛行する高度や速度によっても、大気中のオゾン層に悪影響を与えることが指摘されているんだ。

へぇ〜！意識したことがなかったけど、飛行機での移動って環境に負荷がかかっているのね…。
普段使う移動手段も見直す必要がありそうね。健康にも良いし、通勤する時に一駅分くらい歩いてみようかしら…。

とても良い取り組みだね！
ママのために、移動手段ごとの環境への影響をまとめてみたよ！

①飛行機

CO2排出量が非常に多い交通手段。飛行中に窒素酸化物や水蒸気が放出されることにより、地球温暖化や大気汚染などの環境問題を引き起こす可能性も。

②自動車

燃料を燃やすことによって二酸化炭素（CO2）を排出する。加えて、窒素酸化物や微小粒子などの有害物質も排出される。これらの排出物は、地球温暖化や大気汚染などの環境問題を引き起こす。

③電車・地下鉄

燃料を燃やさずに運行されるため、CO2排出量が少なく、環境にやさしい交通手段。ただし、電車や地下鉄には電力が必要であり、その電力が化石燃料に依存している場合は、CO2排出が発生する場合がある。

④自転車・徒歩

燃料を使わないため、CO2排出は無いに等しい。また、自転車での移動は渋滞や駐車場不足といった問題が少なく、都市部での移動に適している。しかし、電動アシスト自転車に関しては電気を使用するため、その電力が化石燃料に依存している場合は、CO2排出が発生する場合があるので注意が必要。

環境への負荷も移動手段によって全然違うのね！ もちろん環境への負荷は少なく生活したいけど、ゴールデンウィークも近いし旅行もしたいわ。

海外でフライトシェイムの考え方が浸透してきたこともあって、日本の航空会社も環境に配慮した運営をしているみたい。航空チケットの検索サイトでは、「CO₂排出量がより少ない航空券」を絞って検索できるものもあるよ！環境への貢献度が高い航空会社を選んで利用するのも良いし、自宅の近場を旅行する「マイクロツーリズム」を計画してみても楽しそうだね！

航空会社も環境問題に前向きに取り組んでいるのね！マイクロツーリズムってどんな旅行のことを言うのかしら？

マイクロツーリズムは自宅から１〜２時間で行ける場所での宿泊観光や日帰り旅行のことだよ！最近では近くのホテルに泊まって休日を優雅に過ごす「ホカンス」もよく聞くよね！ お留守番の僕もみんなが近くで旅行してくれるなら安心だなぁ！