古き良き紙袋時代
\環境キーワードのまとめはこちら/
紙袋の歴史
最近、今までポリ袋を使用していたお店が、紙袋の利用に切り替えているわね。これも一つのレジ袋有料化に向けた動きね!でも、そもそもどうしてこんなに石油由来のポリ袋が普及したのかしら?
安価で機能的で便利だという理由で、日本では1970年頃から広く普及したと言われているよ。
でも近年の海洋ごみ問題などを受けて、世界的にポリ袋などの使い捨てプラスチック製品を規制していく動きに変わってきているよね。
ポリ袋が使われ始めたのは50年ほど前なのね!意外と最近。それじゃあ、50年以上前の人たちは買い物に行ったとき、どうしてたのかしら。
いいところに目を付けたね!ポリ袋が多く利用され始めた1970年頃より前は、スーパーなどでも紙袋が使われていたんだよ。ほら、この写真を見てみて!
この当時、おしゃれなデザインの紙袋は、人々の心を揺さぶる存在であったことが伝わるね。スーパーマーケットのサミットさんでは、紙袋を先着順でプレゼントしていたみたいだよ。
今のエコバッグみたいに、以前は買い物かごを持ってお買い物をする方が多かったようだけど、買い物かごに入りきらないときには、配布してもらえる紙袋が重宝するよね。ポリ袋が誕生するまでは、紙袋が主役として人々のお買い物シーンを支えていたんだよ。
\「紙袋屋が教える紙袋リメイク術」シリーズ/
海外の紙袋事情
海外の映画や雑誌では、買い物で紙袋を持っているイメージがあるわね。
そうだね。海外では、安価で便利なポリ袋に切り替えず、今でも紙袋の利用を続けているお店が多いんだよ。外国人が小脇に紙袋を抱えているのは、かっこいいけど、それだけじゃないんだ。
海外は調味料など食品全般が、日本に比べて大きいサイズのものが多くて、お酒もビンでの販売が多いんだよ。一度の買い物量がかなり多くて重たくなるから、ポリ袋ではむしろ不安みたい。特にビンなんかは、底のしっかりした紙袋のほうが中身が安定し割れにくくなるんだよ。
そういえば陶器のお皿を買うときは新聞紙など紙に巻いてもらったりするわね。紙は割れ物を守る特性も持ってるのね。
深刻な海洋汚染問題解決に向けて、紙袋=不便とマイナスな考えをするんじゃなくて、以前の日本や海外を見習って紙袋を積極的に選べるといいよね。
一人一人の意識を変えることができたら、50年前の日本や海外のように、紙袋を小脇に抱えてかっこよく買い物をする文化がまた根付くかも!
キーワードのまとめ
- 1970年頃を境に、紙袋からレジ袋への切り替えが進んだ
- 海外の買い物文化では、紙袋の方が適していることも多かった
- 海洋プラスチック問題への意識から、紙袋に切り替える企業が増えている
ご協力いただきありがとうございました
写真提供:サミット株式会社(本社:東京都杉並区)
1963年創業。現在は関東近郊に約120店舗を構え、近所の住民の方々に愛され続けているスーパーマーケット。積極的な環境問題解決に向けた取り組みをおこなっており、ホームページでは月に1度、「サミットエコ通信」を発信しています。
サミット様ホームページはこちら
情報提供:Daily Portal Z(オルタナ系ポータルサイト)
世の中のトレンドにとらわれない、自分たちが興奮することを掲載するためのポータルサイトです。50年前の紙袋やチラシについて情報をご提供いただきました。
Daily Portal Zポータルサイトはこちら