環境に配慮したレジ袋って?
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環境に配慮したプラスチック
エコすけ!さっき買い物したら、プラスチックのレジ袋をタダでもらっちゃったんだけど、これって有料化義務に違反してないのかしら?
実はプラスチック製のレジ袋を使っていても有料化の対象外で、無料配布が認められる場合があるんだ!
- 厚さ50μm(ミクロン)以上の厚手の袋
- 海洋生分解性プラスチックを100%使用している袋
- バイオマスプラスチックを25%以上配合している袋 海洋生分解性プラスチックっていうのは海の中の微生物が食べて分解してくれるプラスチックのこと!
万が一海に流れ出ても微生物が分解して海に還してくれるから、海洋プラスチックごみ問題解決につながると言われているよ。分解には自然界では難しい条件があって、実際にはまだ課題が残っているけどね。
今後の開発に期待だね!バイオマスプラスチックっていうのは?
バイオマスプラスチックっていうのは、自然由来の材料から作られたプラスチックのこと!サトウキビから作ったバイオマスPE(バイオマスポリエチレン)が有名だね。
光合成で二酸化炭素を吸収する植物から作られるから、廃棄時に燃やして二酸化炭素を排出しても空気中の二酸化炭素が増えないんだ!この考え方をカーボンニュートラルって言うんだよ。
バイオマスプラスチックの中には生分解するものもあるけど、バイオマスプラスチックを代表するバイオマスPEは生分解しないから注意が必要!
なるほど。じゃあ厚手の袋はなんで対象外なの?厚いってことはプラスチックの量が増えてるわよね?
確かにその通りだね。でも、厚い袋ってことはその分丈夫なはずだよね?丈夫な袋なら繰り返し使うことができるって考えから、資源の有効利用につながるとして対象外になったんだ。
実際にどこまで効果が出るか分からないけど、プラスチックの中にもいろんな環境対策素材があるから、今度買物をするときはよく観察してみて!
紙袋に変えるメリット
有料義務化はレジ袋の使用を制限するのが原則で、行政は極力プラスチック製の袋は使わない様に推奨しているってことが分かったけど、どうしても袋が必要なこともあるわ。そういう時は紙袋を使えばいいってことね!
その通り!紙袋の材料の「紙」は自然由来である木を原料にしているから自然界で分解するし、燃やされても地球温暖化にはつながらないよ。
紙袋って取っておいて再利用することも多いから、リユースの観点からもエコにつながるわね。
そうだね!紙袋は自然で分解するから陸海どちらにも残らないし、二酸化炭素を増やさないから空気も汚さない。まさに「陸・海・空」を守ることにつながるパッケージと言えるね。
キーワードのまとめ
- 有料になるのは「プラスチック製」レジ袋
- 「業種」や「袋の種類」の他に、「素材」が有料義務化の対象外のポイントに
- 紙袋に変えると「陸・海・空」にメリットが
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この記事は経済産業省から発表されているガイドラインをもとに、分かりやすい表現に変えて作成しております。ガイドラインの詳細は下記のバナーから経済産業省のwebサイトにアクセスしてください。