レジ袋有料義務化の例外はあるの?
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レジ袋を無料で配布しても良い事業
小売業を営む全ての店舗が有料でレジ袋を販売することは昨日教えてもらったけど、例外ってないの?
ママ、良いところに気づいたね!対象外になる事業の例にはこんなのがあるよ。
- クリーニング店等
- フリーマーケットやお祭りの屋台等
- 福引の景品や試供品の提供
クリーニング店の袋って、服を受け取るときにかけてくれる袋だよね?なんで対象外なの?
クリーニング店から受け取る服って自分の物であって商品じゃないよね?袋を被せるのは「きれいにした服にホコリが付かないように返却する」っていうサービスの一部。そういう場合は対象外になるんだ。
でも昨日も話した通り、美容室みたいにサービス業でも一部でヘアケア商品も販売しているような場合は有料化の対象だよ!
じゃあフリーマーケットとかお祭りの屋台はどうして?
フリーマーケットとかお祭りっていつもやっている訳じゃないし、お店は個人が臨時で出すよね?こういう継続的ではない販売行為は「事業」の内に入らないらしいよ。だから今回のルールからは外れることになったみたい。
3番目の福引の景品や試供品っていうのは、お客さんが自分で買うものじゃないでしょ?これは「商品」じゃないから対象外。無償で提供されるものは対象にならないってことだね。
袋の種類でも対象外に
スーパーで商品詰めの机に置いてある、薄いロールの袋って無料でもらえるよね?
業種以外にも、対象外になる「袋の種類」があるんだよ。
(1)水物、肉や魚のパックをくるむ為の薄手のポリ袋
(2)紙製または布製の買物袋
スーパーの薄手のポリ袋には取手がないから買物袋とは言えないし、衛生上どうしても必要だよね。だから対象外になったんだ。
取手が付いてない袋は対象にならないのね。紙袋や布製の袋は環境に良さそうだし納得!
プラスチックは加工がしやすく丈夫だから、僕たちの快適な生活のあらゆる場面で使われている、便利な素材だよね。
でも近年、石油資源節約の問題や、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化問題といった環境課題が大きく取り上げられ、プラスチックの過大使用を抑制しようという動きが世界的に広まっているんだ。
日本の行政は、プラスチックを取り巻く問題解決の第一歩として、レジ袋有料化の義務付けを決定したんだよ。
だから、植物由来である紙製の袋や布製の袋に変えれば義務化の対象にはならないよ!レジ袋有料義務化を機に紙袋に切り替えて、環境意識の高い企業として舵を切る会社も増えているみたいだね。
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この記事は経済産業省から発表されているガイドラインをもとに、分かりやすい表現に変えて作成しております。ガイドラインの詳細は下記のバナーから経済産業省のwebサイトにアクセスしてください。