大昭和環境チャンネルでは、環境や環境問題への理解を深めながら、カンキョーダイナリーを運営する、大昭和紙工産業の様々な取り組みをご紹介していきます!(※コンテンツの最後で全編を動画でご覧いただけます。)
バイオマスプラスチック
\環境チャンネルのまとめはこちら/
バイオマスプラスチックとは?
バイオマスプラスチックって知ってますか? 従来の石油由来のプラスチックとは異なり、トウモロコシやサトウキビなど、再生可能な有機資源の全部、あるいは一部を原料として使用したプラスチックのことを指します。バイオPEなどが有名ですよね。
バイオマスプラスチックの特徴
微生物により分解され完全に自然に還る生分解性プラスチック同様、バイオマスプラスチックは、自然界の炭素を増やさないカーボンニュートラルという観点から、環境対策素材として注目されています。
バイオマスプラスチックがなぜ炭素を増やさないのかというと、製品化されたプラスチックが焼却処分されても、大気中のCo2量は増えないという考え方に基づいています。
つまり、原材料となる植物が育成過程で光合成し、吸収したCo2量と焼却処分時に排出されるCo2量は同じということになり、結果的に大気中のCo2の増減に影響を与えません。また、再生可能なため、石油資源のように枯渇することがありません。
このような特徴から、地球温暖化防止や化石燃料資源の節約に貢献することが期待されています。
今後増加が見込まれるバイオマスプラスチック
2020年7月にスタートしたレジ袋の有料義務化を一つのきっかけに、スーパーやコンビニなど多くの小売事業者の中で、従来の石油由来のレジ袋から、バイオマスプラスチックを一部配合したレジ袋に切り替える動きが活発になっており、今後ますますバイオマスプラスチックの増加が見込まれています。
また、このように環境に配慮したバイオマスを担保するマークとして、バイオマスプラマークやバイオマスマークがあり、製品中のバイオマスプラスチックの配合率や、バイオマス度に応じた認証マークの表示が認められています。
バイオ由来で、再生可能な紙製品
このように環境に配慮し、バイオ由来の素材を配合したレジ袋の使用が広がりを見せてはいますが、石油由来のプラスチックに頼る面も多く、コスト面や加工適性などの理由から100%バイオ由来のレジ袋の浸透はまだまだ難しいのが現状です。
一方で、「紙」は再生可能な資源である「木」を原料とする環境に優しい素材です。木は使った分だけ植樹をする「森林活動」を行うことで、数十年後にはまた木材として出荷することができます。また、使い終わった紙製品は古紙回収に出すことで、古紙パルプとして再生することもできる、持続可能な素材です。市場に出回っている紙製品の60%が古紙原料を再利用しているとも言われています。
大昭和紙工産業の取り組み
私たち大昭和紙工産業は、生分解可能で再生可能な紙製品は環境対策製品として最適だと考えており、紙製品のメーカーとして、プラスチック製品から紙製品に代替することをおすすめしています!
動画で全編をチェック!
以上、バイオマスプラスチックを、大昭和紙工産業の取り組みを交えて解説しました。いかがでしたでしょうか?是非動画で詳しくチェックしてみてくださいね。
\コラムで復習/