紙加工メーカー大昭和紙工産業が運営するカンキョーダイナリー(環境>)が、カタチにすることを目指さない図工室「チョキペタス」とコラボして初めての企画展示を開催。大人気の紙袋リメイクのワークショップの模様をはじめ、日頃ご提供している紙管の端材が、どのように工作に使われているかお届けします!
チョキペタスとは?
特徴とコンセプト
チョキペタスは、カタチにすることを目指さない図工室。ものづくりの過程で出る端材を使って、地域の子供たちに向け、図工や創作を楽しむ空間を作っています。ワクワクするような楽しい素材に囲まれて、決して正解のない自由な発想で工作を楽しむ子どもたちの姿を見ると、大人の私たちも嬉しくなります。
運営会社
運営は、1783年から続く、紙専門の卸商社中庄株式会社と、絵の具や段ボールを使った巨大絵本などのプロジェクトを手がけ、「ワクワクをカタチに」をテーマに活動するアトリエヤマダ。「日本橋に新たな創造拠点となる発信地を作りたい!」という中庄株式会社の刑部(ぎょうぶ)さんの想いに、アトリエヤマダの山田さんが応えるカタチで、チョキペタスはスタートしました。
\チョキペタスの想いをインタビュー!/
コラボ展示について
カンキョーダイナリー初めての企画展示
会場は、チョキペタスが開催されている中庄ビルの9F。普段は社員さんたちの休憩場所として使われているスペースを間借りして、2日間展示させていただきました。
環境問題に新しい視点を得られるような、スタッフおすすめの本の紹介や、これまでに取材した、地球の未来を考え行動する人の想いを綴ったパネル展示など、日頃カンキョーダイナリーで発信している情報を、チョキペタスに来場した親御さんやお子さんたちにお届けしました。
\スタッフおすすめの本をご紹介!/
中でも好評だったのが、カンキョーダイナリーでも人気の紙袋リメイクのワークショップ。無地の紙袋に、普段チョキペタスが提供している端材をトッピングして、思い思いにオリジナルの紙袋作りに励んでいました。
また、大昭和紙工産業が、紙資源の大切さを楽しく伝えるために試作した、紙袋の端材から生まれたメッセージカード、MOTTONE(もっとね)と、チョキペタスのオリジナルノート作りのコラボも盛況でした。様々な色や手触りの紙を自由に組み合わせて作る、世界に一つだけのノートづくりワークショップには、たくさんの子どもたちにご参加いただきました。
\大人気の紙袋リメイク術を一気読み!/
かみつつやさん企画
7Fのチョキペタス会場内では、普段、大昭和紙工産業がご提供している紙管の端材にスポットを当てていただき、たくさんの紙管の端材を使って、自由な発想で工作に取り組んでいただきました。
「かみつつやさん」として会場に立った私は、子どもたちに紙管の魅力を伝えつつ、紙管の端材をたくさん使ってもらうという重要ミッションを果たすべく悪戦苦闘。課題を残しつつ初日を終えますが、チョキペタススタッフの皆さんのサポートもあり、二日目はたくさんの子供たちに紙管を使っていただき、工作を楽しんでもらえました。ありがとう!
ご提供している紙管
紙管とは、紙製の管や筒のこと。私たちの身近なものとしては、食品保存用のラップを巻く芯や、トイレットペーパーの芯、賞状を入れる筒も紙管です。
チョキペタスにご提供している端材は、大昭和紙工産業のグループ会社、株式会社齊藤商会が製造する紙管の端材です。静岡県富士市を拠点に、工業用にさまざまなタイプの紙管を製造しています。印刷用紙などの巻芯として使われる一般的な紙管や、重量が1トン以上になる新聞紙や壁紙原紙などの耐久が求められる用途の強化紙管から、使用後の紙管を回収して加工することでリサイクルした再生紙管まで、幅広い紙管を製造しています。
\紙管のことならおまかせ下さい!/
コラボの経緯
普段、私たちが工業用に製造している紙管も、腕輪にしたり、花瓶にしたり、丸い輪っかの形に子どもの想像力が加わると、私たちの思いもよらない姿に変身し、毎回驚かされます。
今回は、チョキペタスにとっても初めての企業コラボということで、何度も打ち合わせを重ね、実現したコラボ企画。当初は紙管の端材を使ってペンスタンドを作るという企画を思いつき、チョキペタス担当の刑部さんにお話したところ、チョキペタスは「カタチを目指さない」をコンセプトにしているので、あえなく却下。子供たちの自由な発想がより活きる今回の企画へと固まっていきました。
調べれば答えらしきものが見つかり、答えを探しに行きがちな現代において、子どもの自由な発想力を最大限に引き出せるチョキペタスは、今の子どもたち、大人たちにとっても必要な場所なのかもしれません。
\中庄 刑部さんの熱い想いが読めるnote/
カンキョーダイナリーでは、環境問題に対していま私たちができることを、「紙で環境対策」という視点で情報を発信しています。カンキョーダイナリーとコラボしたい方、運営会社である紙加工メーカー大昭和紙工産業の取り組みについて興味のある方など、お気軽にお問い合わせください。
\企業のCSR施策にお困りではありませんか?/
環境活動探訪記シリーズ