カンキョーダイナリー(環境>)を運営する大昭和紙工産業株式会社は、環境問題解決カンパニーとして舵を切り始めました。
「陸」「海」「空」全方位的に環境配慮をするという取り組みの一つとして、特定非営利活動法人サンクチュアリエヌピーオーの活動支援を行っています。
今回は、カンキョーダイナリー(環境>)のサポーターさんと共に子ガメ観察会に参加した様子をお届けします。
目次
天気は晴れ!心躍らせ、まずは受付(15:00〜)
2022年10月2日(日)、静岡県浜松市はとても良いお天気。浜松市の南部に位置する中田島砂丘は、日本三代砂丘の一つ!絶滅危惧種に指定されているアカウミガメが、毎年産卵にやってくる美しい海岸です。
そのすぐ横に本部を構える海洋保全団体 サンクチュアリエヌピーオー。本日は、カンキョーダイナリー(環境>)のサポーターさん19名と共に子ガメ観察会!人工孵化は行っていないため、その日に何匹の子ガメに会えるかは、その日次第…みなさん胸を躍らせながら、受付を済ませ、セミナールームのある3階へ。
受付する様子
ウミガメについて知ろう!観察会の説明(15:30〜)
挨拶をする理事長 馬塚さん
まずは、サンクチュアリエヌピーオーの理事長 馬塚丈司さんから子ガメ観察会についての説明があります。子ガメとの触れ合い方や海への放流の仕方、放流のタイミングさらに、アカウミガメの生態やアカウミガメを保護することになったきっかけを教えてもらいました。
アカウミガメの生態を説明する馬塚さん
アカウミガメは、恐竜と同じ時代から生きている絶滅危惧種の動物。そんな尊い動物も、今では卵や子ガメが盗まれ、高額で売買されたり、車でひかれたり...と海岸でもたくさんの危険と隣り合わせだったことから保護活動を始めたと聞き、皆さん驚いた様子。そして同時に、より一層、子ガメとやさしく触れ合おうという気持ちが芽生えている様子でした。
\アカウミガメの保護活動について詳しく学ぼう/
いざ海岸へ!子ガメの待つ場所まで移動(16:00〜)
説明も終わり、いざ海岸へ出発!各自、車で海岸へ移動。天気もよく、海もとてもキラキラしていて綺麗でした。海岸は、日ごろからサンクチュアリエヌピーオーさんたちが清掃してくれているので、目につくような大きなゴミはありません。
そんな綺麗な海と海岸にサポーターさん達も思わずみんな笑顔に!
\綺麗な海を保つために必要なことは?/
待ちに待った、子ガメと対面(16:20〜)
元気にヒレをパタパタさせる子ガメ
今日は、約160匹の子ガメが孵化。8月中旬から10月上旬にかけて、多い日には約400匹の子ガメが自然に孵化しています。子ガメは、孵化する際に穴の中からの脱出が必要であったりと孵化する際にも困難が待ち受けています。そんな困難を無事乗り越え、生まれてきてくれた子ガメたち。
待ちに待った子ガメとの対面を果たしたサポーターさんからも「かわいい」という歓声が上がっていました。子どもたちも大興奮!お母さんたちも写真撮影。
子ガメと触れ合うサポーターさん
子ガメさん同士でこんにちは
教えてもらった持ち方で子ガメたちと触れ合った後は、大海原へと送り出します。波に押し戻されて戻ってきてしまう子ガメ、ひっくりがえってしまう子ガメたちもいましたが、鳥などに食べられることもなく、無事に全ての子ガメたちを見送ることができました。
みんなで一列に並んで子ガメを放流
親に成長を見守られることのないウミガメが大人になれる確率は、5000分の1と言われるほど自然界で生きていくには様々な試練があります。他の生物に食べられたり、病気になったりと自然の中で自力で生きていかなければならない子ガメを「頑張れ!頑張れ!」と声をかけながら見送りました。
見守るサポーターさん
子ガメに手を振るサポーターさん
無事にイベント終了(〜16:30)
約1時間半、浜松の海での貴重な体験が終了。皆さん、初めての生命の尊さを感じれる貴重な体験に満足そうなお顔に。「この海岸に遊びに来たことはあったが、こんな貴重な体験をできるとは思っていなかった!」「感動して、思わず涙目になってしまいました。」「僕が海に見送った子ガメが一番早かったよ!」など、大人も子どもも大満足。
最後に記念の集合写真
今年の子ガメ観察会は終了してしまいましたが、また来年も親ガメが産卵しにきてくれるような綺麗な海岸にするためのマイクロプラスチックゼロプロジェクトは、年中開催!カンキョーダイナリー(環境>)では、限定の参加チケットも販売していますので、ぜひチェックください。
\あなたもボランティアに参加しよう/
▼参加いただいたサポーターさんの投稿
環境活動探訪記シリーズ