実際にやってみよう!行ってみよう!をお届けするコラム
これって環境に良いんじゃない?/最近話題のエコな場所って?/環境に配慮した新サービスってどうやって使うの? etc…
実際に行動して得た、生の情報をお届けします!
目次
お盆休みやお正月などは家族や親戚が多く集まる時期ですよね。
大勢の人が集まった時に行う行事はありますか?
今回はそんな大勢が集まった時、みんなで遊んで盛り上がれる「環境問題を取り入れたカードゲーム」をカンキョーダイナリー運営メンバーで遊んでみました!
環境問題への意識を遊びにも取り入れることで、日常で取り組める環境配慮への行動もワンランクアップするかもしれません。
改めまして今回の企画は!
「各国のゴミ分別ルールを遊びながら学べる!分別ゲーム“poi”(ポイ)にカンキョーダイナリーメンバーで挑戦してみたー!」
ゴミの分別を正しくしないとどうなる?
ゴミの分別、皆さんはきちんとできていますか?
私は最近まで資源ごみに分類される牛乳パックを燃えるゴミとして捨ててしまっていました…。
ゴミの分別をきちんとしないと地球環境の悪化に繋がります。例えば上記のように牛乳パックを燃えるゴミとして捨ててしまった場合、資源としてリサイクルできるはずだったものが焼却されてしまい、余分な化石燃料を使うことで二酸化炭素排出を増やしてしまったり、埋立てなくてよいはずのものに埋立地を使う必要が出てきてしまったりするのです。
日本では各自治体でゴミの分別をわかりやすくする取り組みを実施しています。捨てたいものをスマホで打ち込むと、何ゴミとして捨てれば良いのか、どうやって捨てれば良いのかなどを教えてくれるアプリがある自治体もあるようで、年々、地方自治体においても環境問題への意識向上を促進していることがよくわかります。
ゴミの分別って場所によってそんなに違うの?
ゴミの分別は日本国内でも各自治体によってさまざま。
徳島県上勝町は日本一細かくごみ分別をしている自治体として、なんと13種類45分別のゴミの分別を実施しています。「粗大ごみ」「生ごみ」など馴染みのある分類名称に加え、「埋めなくてはならないもの」「お金がかかるもの」「バイオマス類」などの特徴的な名称があり、日本で初めて ゼロ・ウェイスト宣言を行った町でもあります。そもそも日本は他の国に比べて分別ルールが複雑すぎると言われ「世界一ゴミ分別に厳しい国」という印象もあるそうです。
海外のゴミ事情
それでは海外のゴミの分別事情はどうなっているのでしょうか?
世界一分別に厳しいと言われる日本のゴミ事情を知る私たちが見ると、海外のゴミ分別の仕方には大きな違和感を感じるかもしれません。
ニューヨーク
ニューヨークのゴミは
⚫︎紙類 ⚫︎ボトル、ビン、缶類、金属 ⚫︎フロンガスを含む大型家電 ⚫︎堆肥ゴミ
と、大きく分けて4つの分別区分で分けられています。日本のように「燃える」「燃えない」ではない種類分けであることに違和感を感じてしまいませんか?また、アメリカでは コンポストの認知度が高いのも特徴。野菜くずやナッツの殻などの生ごみ、落ち葉、植物など、堆肥になるゴミは分別されていて、堆肥にすることができることを示す「コンポスタブル」という言葉も認知度が高いようです。
\コンポストを使ってゴミ削減!/
衝撃なのは、2023年になんと人間の遺体の埋葬方法としてコンポストの仕組みを利用した「コンポスト葬」が合法になったこと。日本では火葬が義務付けられていますが、確かに環境問題の視点で見れば火葬は二酸化炭素排出を避けることができない埋葬方法。「遺体が還った土壌」なんて少し怖いように思えますが、技術の最先端をいくアメリカでは「新しい死後のあり方」としてコンポスト葬を合法化する地域がさらに拡大しているそうです。
香港
香港のゴミ事情で驚きなのは、ほとんど ゴミの分別をしていないこと。
家庭から出る「燃えるごみ」「燃えないごみ」「プラスチック」「ビン・ガラス」「生ごみ」など、全て同じゴミ袋に入れられて捨てられています。厳密には分別の指定があるそうですが、国民にはあまり浸透していないそう。他の国だとシンガポールも同じようなゴミの分別形態だとか。
しかし、現在香港では環境問題に対するゴミ関連の施策も多く実施され、環境配慮を促進している最中。
2025年には新しいゴミ焼却施設「I PARK」が建設される予定です。
カンキョーダイナリーを運営する大昭和紙工産業には香港にも活動拠点があるため、現地社員から得た情報を下記のコラム記事で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。
\香港の環境問題事情を詳しくご紹介!/
ゴミ分別ゲーム「poi」で遊んでみた!
上記でご紹介した、世界の都市のゴミ分別について、楽しく遊びながら学べるように作られたのが、今回ご紹介する協力型 ゴミ分別クイズゲーム「poi」です。可愛いイラストもさることながら、簡単そうで意外と難しい内容に製作されたこのゲームに、日々環境問題にアンテナを張っているカンキョーダイナリー運営メンバーが挑戦してみました!
パッケージとカードのデザインをご紹介
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パッケージの表面に描かれているのは、海洋プラスチックごみを彷彿とさせる、海に浮かんだペットボトル。 裏面には4コマ漫画でpoiがどんなゲームかの説明が記載されています。
poiはプレイヤーで話し合いながら、選ばれた都市の分別ルールに従って、10枚のゴミカードを適切に分別するゲーム。
当たり前にわかるようなゴミもあれば「これは…?」と頭を捻ってしまうゴミにも遭遇します。
国によって分別ルールが違うので、分別の選択肢が少なくても逆に迷ってしまうというのがこのゲームの面白いところです。
早速ゲームの準備をしていきましょう!
ゲームスタート!
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まずは都市カードを引き、今回のゲームで分別を考える都市を選びます。
最初にお題となった都市はなんと日本の「新宿区!」
新宿区でのゴミの分別にカンキョーダイナリー運営メンバーの女性陣が挑戦します。
さあ、ゴミのフタを開けて一枚目に引いたゴミカードは…?
記念すべき一枚目のゴミはトイレットペーパーの芯棒!
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一枚目のゴミは「トイレットペーパーの芯棒」
新宿区の分別ルールには7つの分別区分がありますが、今回は燃やすゴミ、資源ごみのどちらかで迷っていました。 出題者側から見えるゴミカードの裏面には「各都市での分別の正解」と、「理由や特徴」が書いてあります。 分別が難しそうなゴミは出題者がヒントを出してあげても話が盛り上がること間違いなし!
さてさて正解は…?
実際にプレイしてからのお楽しみです!
カンキョーダイナリー運営メンバーの実力はいかに!?
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基本のルールでは10枚引いたゴミカードのうち、9枚以上を正しい分別で捨てるとゲームクリア!
2枚間違えた瞬間にゲームオーバーの厳しいルールです。
今回初めてpoiで遊んだカンキョーダイナリーメンバー。
女性チームの挑戦初回は9問正解、1問ミスでゲームクリア!
「ここの部分がガラスだから〜」「これはプラスチックの部分が多いですよね?」と、熟考しながら見事正答を導き出していました。
続いて男性チームが挑戦した際の舞台はニューヨーク。
出題者側は今回、分別が難しそうなゴミや季節にちなんだゴミをチョイス。難易度が上がった挑戦と、裏面に書いてあるゴミの豆知識で大いに盛り上がった運営メンバーなのでした!
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両チームとも1問ミスでギリギリゲームクリア!さすが毎日環境問題のことを考えているだけありますね!
オリジナルのルールを作って遊ぶこともおすすめされている「poi」
正解数を競ったり、分別先からどんなゴミかを当てるクイズにしたりと遊び方は無限大!
皆さんもぜひ「poi」で遊んで、ゴミ分別マスターを目指してみるのはいかがですか?
それでは、次回のやってみたもお楽しみに!
実際にやってみた感想
❑ ゴミカードの裏には各国でどのように分別されているかの正解が!自分が間違って分別しているゴミにも気づくことができた!
❑ 意外と知らない海外のゴミ分別事情。ゲームを通して気になる国の環境問題を調べるきっかけになった!
❑ 環境問題がモチーフのゲームで遊ぶことによって、楽しみながら日常生活に活かせる知識が増えていくことを実感!
\次回の"やってみた!"は?/
今回紹介したカードゲーム
「poi」製品紹介
大人気『ito』のゲームデザインを手がけた326氏が送る、ゴミ分別がテーマの協力型クイズゲーム! 「ヘルメットって何ゴミ?」といった質問に、みんなで答えを出しましょう。「プラスチックだし燃やすゴミ?」「いや、金具もあるでしょ?」「リサイクルもできるんじゃない?」など議論は大白熱! しかも捨てる場所が海外の場合は!? カードの裏にはゴミの分別の理由も書かれてあり、各都市の意外な違いに笑ったり感心したりと盛り上がります。また日本語、中国語、英語、ドイツ語が併記され、ふりがな(ルビ)もふってあるので、ちょっとした知的好奇心も刺激してくれます。 世界中で大きな話題となっているゴミの問題を、まずは気軽にゲームで親しんでみませんか?
「poi」商品概要
価格:¥2,200(消費税10%込)
発売元:株式会社アークライト
© 2021 Arclight, Inc. / 326
\環境問題が学べるゲームは他にも!/
豆知識メモ|東京都中央区で処理されたゴミの内訳は…?
カンキョーダイナリーを運営する大昭和紙工産業株式会社の位置する東京都中央区で処理されたゴミの内訳は上記の通り。他の区も確認してみましたが、どこも紙類の比率が1/3以上を占めていました。区によって%の多少の差はありましたが、大体の構成比はほとんど同様でした。紙類、プラスチック類、生ごみの様な全体を占める割合の高いゴミを出すことに注意しながら、令和元年に設定された「1人1日当たりの家庭系ごみ排出量」を500gに削減」という目標のもと、国民みんなでゴミの減量を目指していけるといいですね。
\ 実際に街中のゴミ拾いにも貢献してみよう!/
東京二十三区清掃一部事務組合|令和4年度 中央清掃工場 ごみ性状調査結果