環境問題が深刻化する地球。最近では環境問題解決に向けて動き出している企業を多く見かけるようになりました。このコラムでは環境問題解決に向けて力を入れている企業のことを「なんでも知りたいオフクロサマ」が徹底調査!
今回調査したのはコーヒー豆の焙煎を主な事業としている「アライドコーヒーロースターズ株式会社」さん!
さて、どのような会社で、環境問題解決に向けてどのように地球環境に貢献しているのでしょうか?オフクロサマと一緒に見ていきましょう!
目次
アライドコーヒーロースターズ株式会社って?
家庭や職場、飲食店など様々な場所で飲用されている飲み物「コーヒー」。このコーヒーを作るのに不可欠な焙煎された豆の製造を主な事業としているのが「アライドコーヒーロースターズ」!最近、東京の拠点と関西の拠点が統合されてさらに強みを伸ばしていこうとしている企業さんなんだホー!
アライドコーヒーロースターズ株式会社(以下、アライドコーヒー)が年間で焙煎しているコーヒー豆の量は抽出したコーヒーで換算すると年間約15億杯分!世界でたくさんのコーヒーが飲まれている現代だけど、コーヒー豆の製造に必ず必要になってくる「焙煎」にはその分、たくさんのエネルギーが使われているんだって。
アライドコーヒーでは、この「焙煎」工程を含む製品製造のサイクル内でサステナブルな構造を取り入れた独自のシステムを開発中とのこと!今回は環境問題とコーヒーの関わりに注目しながら、事業内容や、環境配慮の取り組みについてお話しを聞いてきたんだホ〜!
どんな事業をしているの?

アライドコーヒーの事業は「コーヒー豆の焙煎」にとどまらない!ここでは事業で関わる工程についてオフクロサマがご紹介するホ〜!
選別
▲麻袋に包装された生の豆が開梱され、緑色の機械で必要な豆だけに選別される
コーヒー豆を焙煎するにはまずたくさんの生のコーヒー豆を仕入れないといけない!多くのコーヒー豆は海外の途上国で生産されていて、そうすると仕入れた生豆の中には枝や葉っぱなど、コーヒー由来だけれどもコーヒー豆じゃないものが入っていることも多いそう。そのためアライドコーヒーでは望ましい原料だけをセレクションする選別工程というものがあるんだホー!
焙煎
アライドコーヒーではドイツ製、イタリア製、アメリカ製の焙煎機を使い分けてお客様のニーズに合わせた製品を提供しているんだホ〜。焙煎機は機種によってさまざまな機構をもっていて、熱の伝わり方も違うため、これらの特徴を熟知した焙煎のプロが現場でこだわりの香味づくりをおこなっているんだって!提供している豆の中には異なる焙煎機で焙煎した豆それぞれをさらにブレンドして味づくりをしているというような複雑なものもあって、手掛けている豆の品数は100種類を優に超えているんだホゥ!
販路による工程の違い
アライドコーヒーがコーヒー豆を販売する先はさまざま!簡単にその違いを説明するっホ〜!
工業用
主に缶コーヒーの原料となるものを焙煎して包装し出荷しているもので、これからコーヒーを抽出する工場に向けて、中間原料として製造しているコーヒー豆。この後、豆が納品された飲料工場がコーヒー飲料を製造し、エンドユーザーの手元に届く。豆の量は袋単位で管理されているため、納品される1袋あたりの重さはアライドコーヒーによって厳密に管理されている。
業務用
大手外食チェーン店、カフェチェーン店など店舗で飲用されるレギュラーコーヒーを製造。ブランド様のご要望に沿った味づくりをおこない販売している。
家庭用
自社製品ではない他社のブランド製品を製造。コーヒー1杯分のドリップバッグ入りの製品を製造している。家庭用のコーヒーバッグの市場は、年間約25億杯の市場があると言われており、明記されていることは少ないが、約25億杯のうち大体10分の1以上はアライドコーヒーで製造されている。
充填
アライドコーヒーでは包装工場も併設。主に缶コーヒー向けに製造される工業用製品群はフレキシブルコンテナ(最大300kg)からクラフトバッグ(最大20kg)までさまざまな容量で包装が可能。喫茶店、コーヒーショップ向けの業務用製品群はガセット袋やピローの形態で1kgまでの製品を窒素置換やバルブの仕様で鮮度を保ちつつ包装し出荷しているんだホー!
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