脅威のCO2吸収量！コンブで地球を救う「幸海ヒーローズ」の取り組み｜環境問題解決カンパニーを探せ！

お味噌汁の出汁やおにぎりの具材、お菓子など、食という部分で皆さんもよく知る海藻の１つである「コンブ」。このコンブを海の環境保全や生態系の回復など、海の環境問題の解決に焦点を当てながら養殖しているのが、今回紹介する”幸海ヒーローズ”！

コンブは木よりも二酸化炭素の吸収量が多いと言われていて、環境問題が深刻化する昨今、ブルーカーボンの供給源としても注目されている海藻なんだホ〜！幸海ヒーローズはそんなコンブを養殖するだけにとどまらず、様々な利活用方法を生み出すことによって人間の社会にも良いことを循環させる、つまりは「GOODをリレー」させていこうとしている組織なんだって！

幸海ヒーローズが取り組む活動はコンブを育てる「養殖」だけにとどまらない！ここでは大きく分けて４つの項目でご紹介していくホ〜！

コンブの養殖

幸海ヒーローズが養殖するコンブは11月〜12月の水温の下がった時期が種付けのスタート!
20Mくらいのロープに2〜3ミリの赤ちゃんコンブがついた凧糸をつける作業から始めていくんだホ〜。
そこからは収穫する春まで海がコンブを育ててくれるんだけど、その間、幸海ヒーローズは水温や成長具合などをモニタリングして次の養殖やコンブの活用方法の考案に奔走しているんだって。
幸海ヒーローズが活動する神奈川県横浜市の海は、コンブ養殖で有名な北海道に比べて水温の高低差が大きいこともあって、長く時間をかけすぎると枯れたり、溶けたりするから4~5ヶ月の養殖期間で収穫するんだホ〜。種付けの時2〜3ミリだった赤ちゃんコンブは収穫時には4M近くの立派なコンブへ成長！横浜で育ったコンブは北海道のものと比べて扱いやすい長さ、厚みで収穫されるんだホ〜！

体験イベントの主催

4月末の収穫の時期は外部の企業や個人の方々にボランティアを募って、コンブの収穫イベントを開催しているんだホ〜。幸海ヒーローズ代表の富本さんは「漁港にいくことなんて機会がないから海でどんな問題が起きているかも知り得ないですよね。私たちはIT系でいうオープンソースのように包みかくさず一般公開していくことで、少しでも現場で起きていることとか、温暖化の影響、海洋ごみの実情を体験して自分ごとにしてもらえたらな、と思って体験イベントを開催しています！」と言っていたホ〜！オフクロサマも体験してきたけど、獲れたばかりのコンブの大きさやトゥルッとした手触りに感動したホ〜よ！小学生以上から参加できるから、興味がある人はぜひ来春の収穫体験に参加してほしいホ！お土産もあるらしいホッ！

 ＼収穫体験レポート近日公開！／

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収穫したコンブの利活用

「コンブで環境問題を解決するためにはもっとコンブが市民権を得ないと」と考えている幸海ヒーローズ。より多くの人にコンブの魅力に触れてもらうため、「コンブってこんな使い方もできるんだよ」というキッカケづくりに現在も力を入れているんだホ〜。今盛り上がっているのは銭湯さんとの取り組みである「コンブ湯」。SDGsが囁かれる中、取り組めることが見つからなく、もどかしい思いをしていた銭湯さんとのこの取り組みは大好評！約2年間で延べ1,000回の開催回数になったんだホ〜！しかも！コンブ湯で使ったコンブは引き上げたあともお茶の肥料として使ったり、養鶏場で使うエサとして使ってもらったりと、サステナブルの見本となるような利活用がされているんだホ〜ね！この取り組みは環境省が主催する第11回 グッドライフアワードで環境と福祉賞を受賞したんだホ〜！

コンブを使った商品開発

幸海ヒーローズはコンブの利活用として、直接消費者の手に届く商品の開発も行っているんだホ〜。
ここでは商品について具体的にご紹介するっホ〜！

子持ちコンブ

子持ちコンブに欠かせない卵は実はニシンの卵なんだけど、地球温暖化で海が暖かくなったせいでコンブの生息域よりも深い海をニシンが泳ぐようになってしまい天然の子持ちコンブができにくくなってしまっているんだホ〜。そこで幸海ヒーローズと子持ちコンブメーカーの取り組みにより手作りの子持ちコンブが実現！ジャパンサステナブルシーフードアワードファイナリストにもなったすごい商品なんだホ〜！

はまコンブポン酢

「はまコンブポン酢」は第19期ヨコハマ・グッズ審査員特別賞受賞。ぶんこのこんぶの地元である横浜市金沢区を拠点にする創業150年の老舗液体調味料メーカーとのコラボレーションが実現した商品！

サーキュラーティー

「サーキュラーティー」は上述したコンブ湯と関連のある商品。銭湯でのコンブ湯イベントで使用したコンブを肥料にすることにより土壌改善効果とお茶のリブランディングの両立を実現した、循環型社会に適応した緑茶で、環境省第11回グッドライフアワード 環境と福祉賞を受賞したホ〜！

ハマクネル

「ハマクネル※」は横濱ガストロノミー協議会の全面的な協力のもと、ラグビーワールドカップ2019日本大会決勝に訪れる世界中の旅行者をもてなすために誕生したグルメ。横浜で生まれ、横浜から発信する環境へのやさしさとおいしさを追求した新グルメなんだホ〜！

※「クネル (Quenelle)」はリヨンの郷土料理で、白身魚を使ったはんぺんのようなフランス料理。