「家族のためにも環境に配慮した取り組みをしたい。でもお金もかかるし、めんどくさそう…」と思っているママたちにお届けしたい、実用的な情報を詰め込んだコラム。
実際にサステナブルを生活に取り入れている、カンキョーダイナリーアンバサダー直伝のお手本にしやすいアイデアを紹介。「これなら私の生活にも取り入れられるかも!」といった小さな1歩をサポートしていきます。
こんな疑問はありませんか?
❑ 夏は地球に負荷をかけてる?
❑ 子どもと一緒に環境問題を楽しんで学ぶ方法ってあるの?
❑ 他のママはどうしているの?
地球環境に悪影響の夏!?
とうとうやってきた夏休み!地域や学校によっても異なりますが、小学生の場合は7月下旬〜8月下旬までの約1ヶ月がお休みとなります。この期間は、普段学校へ行っている日中の時間帯もお家にいることが多いため、光熱費や食費といった生活費はいつもよりも増え、ママたちの負担は大きくなっているのではないでしょうか?
特に、多くの電力を消費するエアコンは、夏の日中(14時頃)に一般家庭で消費する電力の約6割を占めるといわれています。言い換えると、エアコンを使う時間の長い夏休みは、いつもよりも多くのCO2を排出していることになります。
そんな地球環境への負担が大きくなる夏休みだからこそ、子どもと一緒に環境問題について学び、意識する機会にしてみるのがおすすめ!今回のニュースでは、子どもと多くの時間を過ごせる夏休みに、親子で環境問題を学び、日常生活を見つめ直す方法を紹介していきます。
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子どもの学びと成長につながる夏休みの過ごし方
では、実際にアンバサダーさんの夏休みの過ごし方を見てみましょう。
日常のモヤモヤを自由研究のテーマに|空木マイカさん
ごみの削減
去年の夏休み、毎日お風呂上がりにアイスを食べていた子どもたちが「毎日、アイスのごみがたくさん出ちゃうね」と一言。それをきっかけに「じゃあゴミを出さずにアイスを食べるには…?作ればいいんじゃない!?」となり、小学3年生だった息子は「令和のアイス屋さん」というタイトルで自由研究をしました。
ただ市販の手作りアイスキャンディーの容器に中身をいろいろ工夫して凍らせるだけなのですが、フレーバーの選択肢は無限にあるので楽しい!
おつとめ品のマンゴーと豆乳と甘酒を使ったマンゴーアイス。くだいた板チョコとアーモンドミルクと甘酒を入れたチョコアイスなどなど。家族の中で一番人気が高かったのは、おつとめ品バナナと豆乳と甘酒のアイスでした。バナナの果肉がごろごろ入っているのが、手作りアイスならではの美味しさ!
結局、自由研究を書いたあとも息子のアイス作りの熱はさめず、そのあとにはかき氷へ発展して、夏休み中、手作りスイーツを楽しみました!
他にも…
ちなみに今年は、炭酸水を飲みながら「飲むたびに空き缶が出ちゃうなぁ。炭酸飲料の手作りで自由研究しようかな!」と早くもクエン酸と重曹を買っていました。
私も自分のNPOでやっている活動は全て日常生活の中で「これ何とかならないのかな〜」と思ったところから、自分のできることを探して行動に移してきたことが起点になっています。子どもの自由研究はテーマ決めが大変ですが、生活の中のモヤモヤを楽しい実験に変えてみるのがおすすめです!
空木マイカさん
「ズボラに楽しく、地球にやさしく」をモットーに、暮らしの中のエシカルなアイデアをエシカルおかんとして発信中。畑仕事と料理が好き、食べることはもっと好き。ラジオDJや講演会、司会など、仕事でもよく喋り、家ではもっとよく喋る二児の母。パパママの集まる環境NPO「グリーンジャーニー」の代表理事もしています。
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親子で読書|mihoさん
SDGs
小学生2人と過ごす夏休み。家で過ごす時間では、子どもたちと一緒に「こどもSDGs」を読み進める予定です。子どもにもわかりやすく解説してあるので「SDGsを勉強したいけどハードルが高い」という大人の方へもおすすめ。特に気になったものをまとめて、夏休みの自由研究にするのもいいかもしれません。
他にも…
外で過ごすのは危険な暑さなので、公共施設に行く予定です。美術館や科学館、図書館など、夏休みは子ども向けのイベントもあるので本当にありがたい。公共の場所に行けば涼めるので、節電にも繋がりますね。
あとは、比較的涼しい滝や川など、緑も水もある場所で遊ぶ予定です。地元は自然が多い場所なので、帰省の際にはたっぷりアーシング。自然に癒され、虫や生き物に触れて、心も体もリフレッシュします。
アーシングとは
靴やソックスを脱いで、裸足や素肌で地球の大地と直接つながることで、体内に滞留した電気を放電させるという健康法。砂浜や公園で裸足になったり、森の中で木や地面に触れたりすることが当てはまります。
mihoさん
子ども達が安心して暮らせる持続可能な社会にしたいという思いから、環境に配慮したエシカルな暮らしを始めました。 優しい選択を重ねるこのライフスタイルは、わたしの暮らしを心地好く豊かなものにしてくれます。 エシカルな暮らしはカジュアルにオシャレに取り入れることができる。 このことをたくさんの人に知って欲しいという思いから、Instagramでは誰でも簡単に取り入れられるエシカルライフ、エシカル消費の紹介をしています。
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車を使わずに公共機関でおでかけ|さくらさん
スマートムーブ
幼稚園に通い始めた息子にとっては、初めての夏休み。北海道の田舎暮らしに車は必須なので、普段は車が移動手段ですが、歩いたり、公共交通機関を使って「スマートムーブ」に挑戦してみたいです!
その一つとして、息子が幼稚園に通っていなかった時にお散歩ついでによく行っていたプラスチックフリーでパンを買える近所のパン屋さんへ久しぶりに行こうかなと思っています。
スマートムーブとは
日常生活の様々な移動手段を工夫し、CO2排出量を削減しようという取り組み。CO2を減らして、地球温暖化対策に貢献するだけでなく、徒歩や自転車の移動で健康づくりにも効果的とされています。
他にも…
夫婦の趣味である川釣りを通して、普段の食事ではなかなか触れることができない『命をいただく』経験を、家族でしたいと思います。必要な分だけいただくことや自然の中にごみを残してはいけない意味を息子に感じてもらう機会にしたいです。
また、不要になった服や靴の寄付やリサイクルにも挑戦してみたいです。今までは、基本的に捨てていたのですが、寄付やリサイクルをする循環という選択肢があることを知ったので、本当に役立たせてくれる寄付先をじっくり選ぶ時間を取りたいです!
さくらさん
「エシカル」をもっと楽しく取り組みやすくするべく、インスタ発信をしています!自分自身が環境問題やエシカルな暮らしに対して「ハードルが高い」と感じていたことがあったので、なるべく誰でも簡単に始められるものに目を向けるようにしています。元小学校教員ということもあり、納得感やわかりやすさを大切に発信するように心がけています。よろしくお願いします!
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電気を一切使わずに不便を楽しむ|スタッフ
エコキャンプ
昨年の夏休みには、小学校6年生の息子と2人でキャンプに出かけました。キャンプでは電気が使えないので、CO2排出削減に貢献できて、とてもエコ!さらに、あえて不便なところに身を置くことで、ライフラインが揃った恵まれた日常に感謝をすることができます。子どもにも、日々の便利な環境に感謝の気持ちを持って欲しいと思い、定期的にキャンプに連れて行ってます。
また、この時には持ち物を見直して、いつも以上にごみが出ないように工夫したり、フィールドを汚さないように気をつけたエコキャンプに挑戦してみました。今年の夏休みにも、時間を見つけてエコキャンプをしたいなと計画中です!
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他にも…
体温を下げられる夏野菜を積極的に食べるようにしているというスタッフも。ミニトマトやキュウリ、ナスといった夏野菜の多くは、カリウムと水分を豊富に含み、体温を効果的に下げてくれるようです!
また旬の野菜は、自然のエネルギーだけで育てられる場合が多いので、カーボンフットプリントを小さくできて、環境に優しいんです。
\カーボンフットプリントとは?/
飛行機に乗って出かける予定のスタッフは、初めてCO2排出量を気にした飛行機選びをしようと計画中。最近では、空港も環境配慮に注力しているようなので、その点も気にかけながら旅行を楽しむようです!
\詳しく学ぼう/
まとめ
いかがでしたか?夏は、多くの電力を消費するエアコンの稼働時間が長くなるため、CO2排出量も増えてしまいます。特に、夏休み期間は家にいる時間も長くなるので、より一層対策が必要です。
今回は、そんな地球環境への負担が大きくなる夏休みに子どもと一緒に環境問題について学び、考える機会にしてみるアイデアを紹介しました。子どもと一緒に成長できる有意義な夏休みを過ごせるといいですね。みなさん、素敵な夏休みをお過ごしください!
(参考1)ダイキン 「講座1 エアコンの消費電力と地球温暖化 エアコンと温暖化の関係」
(参考2)ETHICAL CHOICE 「カリフォルニア発「アーシング」健康法とは?電磁波デトックスの実践方法と効果」
(参考3)Earthing®︎ Japan 「アーシング®とは」
(参考4)barefootinc.jp 「今注目のアーシングとは?」
(参考5)政府広報オンライン 「毎日の「移動」を「エコ」に!smart move(スマートムーブ)に取り組んでみませんか?」
(参考5)Style up cafe 「体温を効率的に下げて暑い夏も快適に過ごそうの巻」