毎日のお料理でたくさん出る、野菜の皮や葉、茎、芯、魚の皮や骨など。どこまで食べられるのか分からず、何となく捨ててしまっていませんか?
普段捨ててしまっている部分、捨ててしまうのはもったいない!実は普段食べている部分以上に栄養素が含まれていて、さらに風味や食感が良い場合も多いんです。
今回は旬の味を丸ごと楽しめ、栄養たっぷり、節約にもなって、さらに食品ロス削減までできちゃうレシピをご紹介します。
旬の味覚を丸ごと食べて環境対策
食べられる部分を食べ切ることは、地球温暖化への影響が大きいと言われている食品ロス削減に繋がります。
地球温暖化は、地球の気温が上昇し気象災害や海面上昇などをひきおこす環境問題です。2023年には「地球沸騰化」が流行語大賞にノミネートされるなど、事態は急速に深刻化しており世界的な課題になっています。
そんな中食品ロスは、地球温暖化への影響が大きいと言われている問題の一つ。食品は生産から消費されるまでに、私たちが想像する以上にたくさんのエネルギーを必要とします。さらに、食品ロスとなって廃棄されてしまう場合にも二酸化炭素やメタンガスなど、温室効果ガスが排出されてしまうのです。
日本では年間約472万トンの食品ロスが発生し、そのうち約50%は家庭から発生しています。(環境省|令和5年度)
家庭から発生する食品ロスの原因のひとつである「過剰除去」は、年間34万トンも発生しているため、普段捨ててしまっている部分でも、調理し食べることで、食品ロス削減に大いに貢献することができるといえます。
\食品ロスについて知る/
\育てるところから考える/
実りの秋を楽しめるレシピ
秋野菜は夏野菜に比べて水分が少ないため、味が濃く甘みが強いのが特徴です。ビタミンやミネラルなどの栄養価を多く含み、特に皮や葉などに栄養価が多く含まれる種類がたくさんあります。また、旬の魚は味がよく、脂が乗っている上栄養素が豊富に含まれます。
今回は旬の味覚を丸ごと味わうレシピをご紹介します。スタッフが実際に作って食べてみました。
\レシピのまとめはこちら/
食材を丸ごと活用して美味しく環境対策
栄養満点、節約にもなり、しかも味も豊かな秋レシピ。美味しく食べられて、そのうえ食品ロス削減にも取り組めます。
今回は意外な部分まで食べられる秋野菜、さんまのレシピをご紹介しました。味付けを変えればより一層楽しめるので、いろいろ試してみて、お好きなレシピを見つけてみてください。
野菜くずを活用した、美味しく手軽な環境問題対策。ぜひ毎日の生活に取り入れてみましょう!
\使いきれなかった野菜くずはコンポストへ/
\環境にやさしい野菜の生産方法って?/
参考・引用文献
環境省|食品ロスポータルサイト
厚生労働省 e-ヘルスネット|野菜、食べていますか?
農林水産省|「食育推進全国大会inとやま」資料
厚生労働省|緑黄色の葉野菜を中心にプラス1皿
文部科学省|食品成分データベース
文部科学省|日本食品標準成分表2015年版(七訂) 第2章 6 野菜類
フーズリンク|旬の食材百科