ダイナリー図書館では、これからの地球のために、自分ごととして環境問題に取り組むキッカケとなれるよう、カンキョーダイナリー(環境>)おすすめの本や映画などをご紹介していきます。
5千年前の困りゴトを解決したストローが、いま地球環境の困りゴトになっている?!
そもそもストローの起源ってなんだ?
いま、私たちが当たり前のように使っているストロー。特に氷が入った冷たい飲み物を飲む時には欠かせない便利なアイテム。こんな便利なものを、いったい誰がいつ、どんな目的で発明したんだろう?
本書では、そんな素朴な疑問に答えてくれます。ストロー開発のきっかけとなる古代の人たちの食生活から、その時に生じる困りゴト…。どうやってその困りゴトを解決したんでしょう?
現代の私たちが使っているプラスチックストローが発明されるまでの経緯が、かわいいイラストとやさしい言葉で描かれているので、小学校低・中学年の子どもにもぴったりな絵本です。
\古代から使われているストロー!使いすぎはNGなの?小学生向けクイズ/
便利さを追求しても本当にいいの?
いま、地球で暮らす私たちにとって環境問題は本当に大きな課題です。地球温暖化や海洋プラスチックごみ問題。どれも地中深くから掘り出した石油を原料に作り出されたプラスチックが原因とも言えるのをご存知ですか?
プラスチックは安くて加工がしやすく、とても便利な素材なのは確かです。だから、私たち人間は便利を追求しプラスチックに頼りっきりの生活を送ってきました。
でも、その便利な生活が美しい地球を壊しているとわかりました。これは世界中の課題として日本だけでなく地球に暮らす全人類が取り組むべき問題として世界中が今、動き出しています。
使い捨てプラスチックを減らす方法を、私たち一人ひとりが考えなければいけない!そう気づかせてくれる本書。ぜひお子さんと一緒に読んでみてください。
\今できることってなに?子どもと一緒にアニメで環境問題を学ぼう!/
地球で暮らしているのはヒトだけじゃない!
本書で話題に挙げている「プラスチックストロー」が注目されるきっかけとなった動画をご紹介します。
動画に映し出されるのは、絶滅危惧種にも指定されているアオウミガメ。船上に引き上げられたアオウミガメの鼻にはストローが刺さっており、そのストローを引き抜く獣医。
引き抜かれたアオウミガメの鼻からは鼻血が流れ出ます…。そんな衝撃的な映像が世界中のメディアで紹介されたことで、プラスチックストローに注目が集まり、プラスチックごみは地球環境に悪影響を及ぼすと世界中が知るきっかけとなりました。
Sea Turtle with Straw up its Nostril - "NO" TO SINGLE-USE PLASTIC
※閲覧注意:下記で紹介する動画には流血と乱暴な言葉(英語)が含まれています。
\海を汚したらダメ!有識者にインタビューしてみました。/
\危険が迫る海洋生物はウミガメだけじゃない!ダイナリーBOOKS/
【著者紹介】
文:ディー・ロミート (Dee Romito)
アメリカの児童文学作家。元小学校教師。デビュー作の絵本"PIES FROM NOWHERE"でクリスタルカイト賞を受賞。フィクション、ノンフィクション問わず、また絵本から読み物まで、多彩な作品を発表している。アメリカ、ニューヨーク州バッファロー在住。
絵:ズユェ・チェン(Ziyue Chen)
シンガポールの絵本作家、イラストレーター。聴覚障がい者としての苦悩が彼女を美術に向かわせた。アメリカ、フロリダ州のリングリング美術デザイン大学を卒業後、アニメーターとして子ども番組の制作にかかわった。家族とともにシンガポール在住。
訳:千葉茂樹(ちば しげき)
1959年、北海道に生まれる。国際基督教大学卒業後、出版社に勤務し、児童書の編集に携わった。その後、北海道に居を移し、フリーの翻訳家として活躍している。訳書に『起業家フェリックスは12歳』(あすなろ書房)、『いっぽんのきのえだ』(ほるぷ出版)、『あたまにつまった石ころが』『メアリー・スミス』『ジョナスのかさ』(以上、光村教育図書)など多数。
【商品詳細】
出版社:光村教育図書
発売日:2023/9/29
言語:日本語
ハードカバー:32ぺージ
\読みたい本がきっと見つかる!/
(参考)
YouTube | 投稿動画:Sea Turtle with Straw up its Nostril - "NO" TO SINGLE-USE PLASTIC(Sea Turtle Biologist)