「地球環境問題がよくわかる本(改訂版)|今、地球はどうなっているのか」ダイナリーBOOKS

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ダイナリー図書館では、これからの地球のために、自分ごととして環境問題に取り組むキッカケとなれるよう、カンキョーダイナリー(環境>)おすすめの本や映画などをご紹介していきます。

人類が地球に与えた影響

地球の新米生物、人類

地球にいつ人類が誕生したのかを知っていますか?

地球は、およそ46億年前に宇宙のチリのようなものが集まって生まれました。

生き物が誕生したのは、地球誕生から10億年以上後の35億年前です。はじめに生まれた生物は、バクテリア(細菌)や植物性プランクトンなどです。

 

そして、私たち人類の祖先であるホモサピエンスが生まれたのは、それからさらに30億年以上後、今から20万年ほど前です。

地球に生き物が生まれた35億年前から今までを1年間に例えるとしたら、人類が誕生したのは12月31日23:30過ぎ。人類は、地球の中ではとても新しい生物なのです。

しかし、その人類が今、地球の環境を急激に変えているといいます。

 

本書『地球環境がよくわかる本(改訂版)』では、人類がもたらす地球への影響や環境問題の現状について、科学的にわかりやすく解説しています。1992年に初版『みんなの地球ー環境問題がよくわかる本』を出版していますが、地球は日々変化しており、環境問題も環境対策も新しくなっています。

データを最新の数値に改訂し、法律や規格なども、現在の正確な状況を表記したのが本書です。(2017年時点)海や川、森や生き物、土、空気と、幅広く環境問題を取り上げており、難しい言葉も噛み砕いて表現し、子供から大人まで学べる本となっています。

人類が地球から生き物を消している?

200年ほど前に産業革命が起こりました。人口が爆発的に増え、工業が発達し、資源やエネルギーの消費量がどんどん増えていきました。

1900年から2000年までに、世界の人口は約3.6倍、一次エネルギー消費は約10倍にもなり、人間はすごい勢いで地球を消費しはじめたのです。

 

その結果、将来地球に住めなくなってしまう可能性がでてきました。

実際に、この20世紀になってから、生き物がすごい勢いで地球から姿を消しています。

 

1600年〜1900年までの間には、およそ4年間に1種の生き物が絶滅していたとされますが、1900年代になると1年間に1種、1795〜2000年までにはなんと13分間に1種・1年間におよそ4万種以上の生き物が絶滅しています。

 

絶滅の原因は様々ですが、その根本には人間の活動があります。ペットとしての捕獲、バッグ・アクセサリー(毛皮、皮、象牙)を作るための乱獲や、人間の居住地拡大のために熱帯林や湿地など野生生物の暮らしの場が壊されていることなどがあげられます。

 

生き物が誕生した34億年前から考えると、かなり短い期間であるこのたった200年程で、人類はここまで地球に影響を与えているのです。

地球と人類の共存に必要なこと

今、私たちがするべきことは、まず現在の環境問題を正しく学ぶことです。

地球の昔と今、そして未来がどうなるのかを知ることで、今の生活をより環境にやさしいものに変えていくきっかけになるのではないでしょうか。

 

地球の抱えている問題は様々です。そのすべてを知ることはとても難しいですが、まずは私たちの生活に密接につながる環境問題について学んでみましょう。本書では、地球の環境問題と、自分たちにできることの具体的な行動まで記載されており、より環境にやさしい生活をするためのヒントを得ることができます。

 

現在の地球環境問題について学び、今私たちにできることは何か、一緒に考えてみませんか。

【目次】

Part1 地球と人間

Part2 地球の気温が上がるのは止められるのか

Part3 原子力発電は必要なのか

Part4 空気はきれいになってきたのか

Part5 川や湖や海はきれいになってきたのか

Part6 土や地下水の汚れはなくなってきたのか

Part7 森や生き物は守られ、砂漠は減ってきたのか

Part8 資源消費やゴミは減ってきたのか

Part9 食料・食品は今のままでいいのか

Part10 アレルギーは減らせるのか

Part11 紛争・戦争は最大の環境破壊

Part12 地球にやさしい社会をつくるために

環境関連団体リスト

環境関連主要図書リスト

【著者紹介】

浦野紘平[ウラノコウヘイ]

1942年東京生まれ。東京工業大学大学院修了後、公害資源研究所(現産業技術総合研究所)、横浜国立大学教授、名誉教授を経て(有)環境資源システム総合研究所取締役会長。工学博士。エコケミストリー研究会代表。(社)日本水環境学会元副会長、日本環境教育学会名誉会員。(社)大気環境学会元評議員、廃棄物資源循環学会元評議員。環境省や神奈川県などの環境関係の多数の委員を務め、環境問題全般に活躍

 

浦野真弥[ウラノシンヤ]

1969年横浜生まれ。東京農工大学大学院・京都大学大学院修了後、京都大学研究員・豊橋技術科学大学研究員等を経て(有)環境資源システム総合研究所代表取締役社長。博士(工学)。エコケミストリー研究会幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

【商品詳細】

出版社:オーム社

発売日:2023/01/25

言語:日本語

単行本:208ページ

 

 

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