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サステナブルな生活をおくるヒント!社会貢献に取り組む人の消費行動を徹底解説

サステナブルな生活をおくるヒント!社会貢献に取り組む人の消費行動を徹底解説

サステナブルな人は普段の生活から地球環境に優しい商品を購入し、購入後もできる限り長く使用するなど、非常にエコ意識が高いのが特徴です。近年ますますSDGsに関心が高まったことで、サステナブルな生活を送る人が以前よりも増えています。

しかし、日本国内のみならず、世界中の人々がサステナブルな人になるのが理想と言えます。地球環境や社会問題にしっかりと私たちが目を向け、一人ひとりが持続可能な社会を目指せるように努力する必要があります。

 

この記事では、サステナブルになるためのおすすめな行動や、サステナブルな人がしている地球環境に優しい行動、サステナブルな人が商品購入時に心がけている5つの点、商品購入後のサステナブルな行動などを解説します。サステナブルな人になれるように、ぜひ参考にしてみてください。

サステナブルな人とはどんな人?

地球と手|サステナブルな生活をおくるヒント!

 

サステナブルな人とは、持続可能な社会の実現に向け、高い意識を持って行動している人のことを指します。つまり、サステナブルな人は日頃から地球環境に優しい商品を購入し、購入後も長く使用するのはもちろん、エコ意識が非常に高く、SDGsやサステナブルな社会に積極的に貢献しているのです。

 

メディアなどに取り上げられることで世の中のSDGsの認知度が高まり、世間が以前よりも環境問題について関心を持つようになりました。その影響で、サステナブルな取り組みを行う人々が増えています。サステナブルな人が多くなれば地球への環境負担を減らすことができるため、環境問題を解決し住み良い地球を取り戻すためにはとても望ましいことだと言えます。

 

サステナブルな生活を送る人が必要な理由

地球と手|サステナブルな生活をおくるヒント!

 

深刻化する地球環境や社会問題

前項でサステナブルな人が増えているとお伝えしましたが、私たちはまだまだ、地球環境や社会問題に十分に目を向けているとは言えません。実際に、今もなお地球温暖化が急速に進んでおり、南極では氷が溶け続け温暖化を通り越し沸騰化とも言われています。そして、この地球温暖化が進んだことで、絶滅が危惧される動物の種類が増えているのが実情です。そして、私たちの生活においても、記録的な異常気象がすすみ夏場は35℃を超える猛暑日が増え、さらには猛暑を通り越して40℃近くなる酷暑日まで発生。熱中症で倒れ命を落とす人が出るほどになっています。

 

私たちが日常生活を普通に送るのが非常に難しくなる中、自然災害の数も年々増えるなど、地球温暖化の影響でさまざまなリスクが高まっています。こうした事態から目を背けずに、私たちももっと地球環境や社会問題と向き合わなければなりません。

 

\「地球沸騰化」についておさらい/

 

サステナブルな生活をしている人を増やす必要がある

地球温暖化により日常生活が脅かされ続けており、サステナブルな生活をしている人をもっと増やす必要があります。SDGsという言葉やサステナブルな社会に関心はあるものの、サステナブルな生活を実現できている人は決して多くありません。衝動買いや暴飲暴食、電気の無駄遣い、大量のごみの廃棄など、環境に悪いことをしている人は大勢います。

 

これらの行動は環境への負担となり、温暖化の要因となります。そうならないために、サステナブルな人になって環境への負担を減らしていくのが理想です。サステナブルな人になるのは決して簡単ではないですが、日頃からの意識付けにより、サステナブルな人になることができます。

 

サステナブルな人は環境に配慮した生活をしている

サステナブルな人は環境問題や社会問題に関する意識が非常に高く、地球環境への負担を減らせるように、日頃から積極的にサステナブルな取り組みを行っています。自分自身がどうすれば環境に優しい生活ができるかをよく考えていることから、サステナブルな人は持続可能な社会を実現するために必要不可欠です。

人間は生活していれば必ずごみが出るため、ごみをゼロにするのはもちろん不可能です。しかしながら、ごみを減らすことは可能です。そのため、どうすれば家庭やその他の場所のごみを減らせるかを考えることが非常に重要と言えます。一人ひとりのほんのわずかな心がけこそが、社会全体のごみを削減し、地球環境の負担を減らすことにつながるでしょう。

 

地球環境のためにもサステナブルな人を目指す

SDGsという言葉の認知度が高まったことで、サステナブルな社会に関心を抱く人が増えています。これは非常に素晴らしいことですし、持続可能な社会を実現する上で必須です。当然ながら、人々が好き勝手に生活していれば、地球環境に大きな負担となります。地球環境のためにも、サステナブルな人を目指すのが理想だと言えます。

 

\サステナブルなママたちの環境対策/

 

サステナブルな人がしている地球環境に優しい行動は?

ゴミ拾い|サステナブルな生活をおくるヒント!

 

サステナブルな人がしている地球環境に優しい行動は、主に以下のようなものがあります。

 

ごみが出ない商品を選ぶ

サステナブルな人は、商品の購入時や購入後にごみが出ないように考慮するのが特徴です。過剰包装やプラスチック個装だとごみが増えるため、包装は必要最小限のものを選びます。食品売り場では、野菜や果物はバラ売りを選び、肉は食品トレーのものを選ばず、袋に入ったものを選びます。

 

日頃のこうした行動で、地球環境への負担を減らせます。決して難しいことではないため、できることを確実に行うようにしてください。サステナブルな行動を取る人が増えれば、環境問題、社会問題を解決する糸口となります。今日から、サステナブルな行動をしていきましょう。

 

シェアサービスを有効活用する

サステナブルな人は、シェアサービスを有効活用します。例えば、サステナブルな人は服や自転車、車などを購入するのではなく、シェアサービスを活用することが多いです。シェアサービスの活用で商品を購入した後に捨てることがなくなるため、資源の消費を防げます。その結果、環境負荷を抑えられることから、サステナブルな行動となります。

 

キレイな新品を購入したい気持ちはわかりますが、その気持ちを抑え、シェアサービスを上手に活用するようにしてください。シェアサービスが今以上に普及すれば、サステナブルな社会に近づけるのではないでしょうか。シェアサービスを有効活用できれば、かかるはずだったコストを購入するよりも少なくできるため、金銭的なメリットも大きいでしょう。

 

ごみ拾いボランティアに参加する

サステナブルな人は、休日を利用してごみ拾いボランティアに積極的に参加する人が多いです。ごみ拾いボランティアはサステナブルな行動であるため、非常におすすめです。森林を守るために植林活動をしたり、被災地の復旧・復興に携わったりするボランティアなど、数々の取り組みを行っています。

 

最初は大変に感じたり面倒に思ったりするかもしれませんが、ごみ拾いボランティアをすることで、地元や社会に大きく貢献できます。社会に貢献することで地域の人との繋がりも生まれ、活動の楽しさにも繋がるはずです。自分のためだけでなく、人のため社会のために行動できるのは素晴らしいことです。

 

\ダイナリースタッフもゴミ拾いにチャレンジ!/

 

サステナブルな人が商品購入時に心がけている5つの点

サステナブル素材の生活用品|サステナブルな生活をおくるヒント!

 

サステナブルな人は、商品購入時に以下の5つのことを心がけています。

 

1.衝動買いをしない

衝動買いをしないことは、サステナブルといえるでしょう。「安売りしている」「お得だから」「大量に持っていると便利」といった理由で衝動買いをせず、今使用している持ち物を長く使い大切にします。災害に備えて備蓄することは大切ですが、必要最低限のものさえあれば十分だと言えるでしょう。

 

衝動買いをすればその分お金を必要以上に無駄遣いしてしまうため、家計にも悪い行動です。本当に必要なものを必要なときにだけ購入することで、自分にも社会にも優しくなれます。なにか商品を購入する際は本当に必要なものかどうか、立ち止まって考える癖をつけてみるのはいかがでしょうか?

 

2.コピー商品を買わない

コピー商品とは、ブランド物を模倣して作られた偽物の商品のことです。本物と酷似したデザインにもかかわらず、安価で購入できるのがコピー商品です。コピー商品は品質へのこだわりがないため、原価を大きく下げることに注視して作られています。環境への負担をほとんど考慮しない製造過程となっており、かなりの粗悪品です。

 

サステナブルな人は、自身が購入するものがコピー商品でなくオリジナルかどうかをしっかりと調べた上で購入します。コピー商品がいくら安いと言っても、劣悪なものを購入してしまったら意味がありません。また、コピー商品の購入はオリジナルのデザイナー(著作者)が本来手に入る報酬を得られないという問題も生むため、購入しないように心がけましょう。

 

3.環境に配慮したものを選ぶ

サステナブルな人は商品の購入時、環境に配慮した素材や原料であるものを選びます。先述したコピー商品を購入しないことはもちろんですが、過剰包装されたもの、ごみが多く出る商品の購入を避け、石油由来の使い捨てプラスチックではなく植物由来のプラスチックやサステナブルな紙製に置き換えられた商品を購入することが大切です。そうすれば、環境への負担をかなり減らせます。ごみを出さないのはもちろんですが、植物由来で環境負荷をかけない買い物をできるかが非常に重要です。

 

サステナブルな人は環境への負担を最小限にするために、買い物時にさまざまなことを考慮しています。何も考えずにただ商品を購入するのではなく、環境への負担を減らせるように賢く買い物するのが望ましいでしょう。サステナブルな人を見習い、ぜひ環境に配慮したものを選んでください。

 

4.製造過程を見る

サステナブルな人は製造過程に着目し、国外で生産されている商品がどのような環境で作られたのか、公正な貿易が行われた商品かをチェックします。製造過程に目を向け、適切な環境で生産された商品を選べば、環境問題のみならず、労働や人権問題の防止にも貢献できるでしょう。

 

人権を守り労働環境が改善されれば、良い商品を作り出せるようになります。そうなれば、環境面で大きなプラスです。賞味期限、消費期限だけでなく、その商品の製造過程も調べてみると、新たな発見があるかもしれません。

 

\製造から廃棄までの環境負荷をはかる/

 

5.地産地消に力を入れる

製品の流通時に負担となるのは、送料や運賃などの経費だけではありません。トラックで遠方地域に運ぶことが多い場合、ガソリン消費や走行時の排気ガスでも環境に負担を与えます。その点、地産地消ならば地域経済の活性化に加えて、サステナブルな取り組みとして最適です。輸送距離を最小限に抑えられますし、効率的に消費活動を進められれば、食品ロスを減らせます。

 

また、消費者と生産者の距離を密接にできるため、信頼関係を築けるのもメリットです。地産地消に力を入れて地元の食材をできるだけ購入することで、環境への負担を減らせます。地球環境のことを考慮し、普段の生活では可能な限り地産地消を意識するようにしてみましょう。

 

商品購入後のサステナブルな人の行動

5Rを掲げる手|サステナブルな生活をおくるヒント!

 

商品の購入後、サステナブルな人は以下の行動を取ります。

 

できるだけ長く使用する

サステナブルな人は、商品の購入後もその商品を長く大切に使用します。適切な方法で商品を扱い、手入れや修繕をして商品を長年使用するのが特徴です。そうすることで、すぐに捨てるということがなくなり、ごみを出さずに済みます。商品を購入していらなくなれば捨てるのではなく、どうすれば長く使用できるかをしっかりと考えることが大切です。

 

商品購入時に長く使用できるものを選ぶことはもちろんですが、購入後もできるだけ長く使用することで、サステナブルに貢献できます。使い捨てのものを少なくすることで、新たにものを購入するお金もかからずに済み、家計の節約にもなるでしょう。

 

不用品は捨てずに使いたい人へ循環させる

商品を購入したものの、「これ以上は使用できない」「自分には合わない」「サイズが違った」という場合は、フリマアプリで売るのが良いでしょう。不用品をフリマアプリで販売している人は非常に多いですし、サステナブルな人だと積極的にフリマアプリを活用しています。

 

メルカリは国内最大級のフリマアプリとして有名で、利用者もとても多いです。不用品を出品し、それが必要な人の元へ届けば、非常にサステナブルな行動であるといえます。不用品は安易に捨てるのではなく、フリマアプリを活用して使いたいと思う人へ循環させるのがおすすめです。

 

5Rを意識する

5Rとは、「Reduce(リデュース)」「Reuse(リユース)」「Recycle(リサイクル)」「Refuse(リフューズ)」「Repair(リペア)」のことです。これらの5つの頭文字を取り、5Rと呼んでいます。

Reduce(リデュース)は、ゴミを減らすために必要な取り組みです。例えば、料理を作り過ぎないことや食べ過ぎないこと、食べ残さないこと、商品を買い過ぎないこと、長く使用できるものを購入するなどです。

 

Recycle(リサイクル)は、不要なものを資源として再利用するという意味です。ごみを正しく分別して処分する、リサイクル活動に参加するといった取り組みが挙げられます。

Reuse(リユース)は繰り返し商品を使用することで、リサイクルショップやフリマアプリで販売する取り組みが当てはまります。

Refuse(リフューズ)は拒否する、断るという意味です。例えば、過剰包装や使い捨てのビニール袋を断る、ごみを増やす行動を取らない取り組みとなります。

Repair(リペア)は、修理という意味です。使用しているものが壊れてしまった際は、修理して長く使い続けます。修理が難しいものであれば、修理サービスを利用するのも手でしょう。繰り返し使用することで、環境への負荷を減らし、エコなライフを実現できます。

 

\実は25も「R」があるって知ってた?/

 

サステナブルに貢献できるその他の取り組み

節電、節水、冷蔵庫|サステナブルな生活をおくるヒント!

 

個人がサステナブルに貢献できるその他の取り組みは、以下となります。

 

エアコンの設定温度を適切にする

個人がサステナブルに貢献できる取り組みとして、「エアコンの設定温度を適切にする」ことが挙げられます。夏場は室温が28℃になるように推奨されているため、冷房の温度を調整してみてください。勘違いしてはいけないのが、冷房の設定温度を28℃にすることを推奨しているわけではない点です。

 

一方で冬場の暖房は、20℃を目安にすることが推奨されています。暖房の設定温度を1℃下げれば約10%節約できるため、サステナブルに貢献できます。エアコンを適正温度にすることで、地球環境への負担を減らせます。

 

節水をする

節水をすることでも、サステナブルに貢献することができます。水の出しっぱなしは水道代が上がるだけでなく、サステナブルな行動にも逆行します。節水を心がけ、必要以上に水の無駄遣いをしないようにしましょう。子供と一緒に手を洗う時や料理をする時などに、水を使いたい時に使える日本の環境に感謝しないといけないことを伝えてみても環境学習として良いかもしれません。

 

手洗いや歯磨き、食器洗いなどでもし水を30秒間出しっぱなしにしていれば、約6Lの水が無駄に流れてしまいます。使えるのが当たり前の状態だという気持ちを捨て、水は大切な資源で使用が限られているという風に考えてみてはいかがでしょうか。サステナブルな取り組みは、ほんのわずかな心がけで変わります。日頃から節水に励んで、できる限り無駄使いを減らせるようにするのが一番です。

 

ものを冷蔵庫に詰め込みすぎない

冷蔵庫に物を詰め込みすぎれば、温度を維持するために非常に多くの電力を使います。冷蔵庫にさまざまな食品が入っていると、どこに何があるかわからなくなったり、すでにある食材を購入してしまったりする可能性もあります。また、賞味期限が過ぎ廃棄しなければならなくなってしまうと食品ロスにも繋がってしまいます。

 

そうならないためにも、冷蔵庫にものを詰め込みすぎないように、日頃からしっかりと管理することが大切です。サステナブルに貢献するために、その食材が本当に必要なのか、賞味期限が切れる前に使い切れるのか、同じ食材がすでに冷蔵庫の中にないかをよく考える必要があります。

 

\野菜くず活用も食品ロス対策の第一歩!/

 

まとめ

サステナブルな人は普段の生活から地球環境に優しい商品を購入したり、ごみが出ない商品を購入したりしています。購入後も可能な限り地球環境への負担を減らせるように長く使用する、フリマアプリに不用品を出品するなど、心掛けていることが多いです。また、サステナブルな人は製造過程にも着目し、いかに環境への負荷が少ない商品か、違法に働く人がいないかなど、商品の裏側にまで気を遣っています。これは、サステナブルな社会を実現する上で非常に大切なことです。

 

モノを買うという行動の他にも、自家用車の使用を控えて徒歩や自転車での移動、シェアサービスを有効活用するなど、さまざまな工夫をしているのがサステナブルな人の特徴です。サステナブルな行動ができている人はまだまだ少ないことから、持続可能な社会を目指すためにも、一人ひとりがサステナブルを意識し、地球環境に優しくなることが一番だと言えるでしょう。まずは、サステナブルな行動についての知識を増やし、自分自身ができることから始めていけるよう心掛けて生活してみてはいかがでしょうか。

ライター

netlove

大阪府在住。

ライターとして8年間、各メディアにて10,000記事以上の執筆経験あり。

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