私たちは日頃、強く意識せずとも、教育や社会の仕組みにより自然とゴミを減らす行動をとっています。
「ポイ捨てはしない」
「ゴミは分別する」
「できるだけ食べ残しをしない」
実は、これらの行動はすべて、ゴミの削減につながります。
ゴミを減らす行動を無意識にできている人が多くいる一方で、ゴミが増えると具体的にどのような影響があるのか正しく理解し、当事者意識を持って行動できている人は少ないかもしれません。
本記事では、ゴミ問題が発生する原因と環境に与える影響を解説します。
私たちにもできる身近な取り組みも紹介しますので、ゴミ問題へのアクションを起こすきっかけにしてみてください。
ゴミ問題とは?
日本は1960年頃から高度成長期を迎えました。
高度成長期には工業や商業の急速な発達とともに人々の消費行動が変化し、社会は大量生産・大量消費型に変化していきました。大量にものを作り、大量に使うことで社会が成り立っていたのです。
しかし、生産技術が向上し消費が増えた一方で、ものをリサイクルする仕組みや適切なゴミ処理方法は同じようには発達しませんでした。
このように大量のゴミや不適切なゴミ処理が原因で発生した社会問題を総称して、「ゴミ問題」と呼びます。
ゴミ問題の原因
ゴミ問題の大きな原因は、大量生産・大量消費・大量廃棄の経済システムが進展したことです。
日本にはもともとゴミを回収・修理・再生する文化や風習があり、社会全体から排出されるゴミの量を少なく抑える仕組みが整っていました。しかし、戦後の高度経済成長に伴う所得の向上や消費行動の変化から、大量にものを作って大量に消費するようになり、ゴミの量が急増していったのです。
加えて、利便性や手軽さを追求する考え方が広まったことや、昔と比べてものを安く買えるようになったことで、ものを大切にする意識が薄れたこともゴミ問題の一因といえます。使い捨て商品の需要が増えたことや、商品の過剰包装がいい例です。
また、食べ残しや廃棄、皮の剥き過ぎなどで起こる「フードロス」も近年特に注目を浴びている問題のひとつです。食べられるはずのものが捨てられるという問題だけでなく、ゴミが増えればそれだけ処分費用もかかります。特に水分を多く含む食品は焼却の際により多くのエネルギーを必要とするため、環境に与える影響も大きくなります。
ゴミ問題がもたらす環境への影響
ゴミ問題が環境に与える影響はさまざまありますが、ここでは以下の7つについて解説します。
- 公衆衛生への影響
- 公害
- 不法投棄による環境汚染
- ゴミ焼却施設に関する問題
- 最終処分場の不足
- 地球温暖化
- 海洋ゴミによる生態系への影響
公衆衛生への影響
ゴミのリサイクルや処理システムが十分に整備されていない社会では、道ばたや空き地、河川などにゴミが捨てられ、不衛生な状態で堆積していきます。放置されたゴミは悪臭の原因となり、伝染病を媒介するハエや蚊、ネズミなどの繁殖場所にもなります。ゴミが適切に処理されていない状況が継続すると、人びとの疾病予防や健康の保持増進に悪影響を与える可能性があります。
公害
高度経済成長期には活発な生産活動に伴って産業廃棄物が増加しましたが、適切な処理がされないまま廃棄されることもありました。有害物質を含む産業廃棄物が焼却または河川や海などに排出されると、大気汚染や水質汚濁が起こり、多くの人々に健康被害を与えます。
これを公害と呼びます。
水俣病(注1)やイタイイタイ病(注2)は日本の代表的な公害です。
(注1)化学工場から海や河川に排出されたメチル水銀化合物を魚介類が直接エラや消化管から吸収して、あるいは食物連鎖を通じて体内に高濃度に蓄積し、これを日常的にたくさん食べた住民の間に発生した中毒性の神経疾患のこと。
(注2)富山県の神通川流域で起きた日本の四大公害病の一つで、患者が「イタイ、イタイ」と泣き叫ぶことからこう呼ばれた。鉱山から排出されたカドミウムが川や農地を汚染し、その水や農地で育った米などを摂取したことにより引き起こされた。
不法投棄による環境汚染
1970年に「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法)が制定され、産業廃棄物は排出事業者に処理責任があることが規定されました。しかし、費用をかけて廃棄物処理をするという意識が乏しい事業者も多く、処理業者の適正を確認せず、安価な価格で請け負う業者や無許可業者へ廃棄物処理を委託することも珍しくありませんでした。
悪質な処理業者により大量の不法投棄がおこなわれた結果、重大な水質汚濁や土壌汚染などの環境汚染が引き起こされました。
ゴミ焼却施設に関する問題
1990年代にはゴミ焼却施設から排出されるダイオキシンに注目が集まりました。ダイオキシンはゴミの焼却の過程で自然に発生する物質ですが、母乳への影響や周辺の土壌の高濃度汚染が報告されたことで、ゴミ焼却処理施設への不安が高まっていったのです。
住民の不安はゴミ焼却施設の操業停止を求める訴訟や、ゴミ焼却施設の建設反対運動に繋がっていきます。健康被害や環境への影響、地域イメージの低下などの問題があることから、ゴミ焼却施設に対する住民の理解や協力を得ることは簡単ではありません。
地球温暖化
地球温暖化が起こる原因は、大気を暖める働きを持つ温室効果ガスが空気中に増えることです。
ゴミ収集車が走る際やゴミの焼却をする際は、温室効果ガスである二酸化炭素が排出されます。ゴミの量が増えれば運搬や焼却により多くのエネルギーを使うことになり、それだけ二酸化炭素の排出量も増加していきます。
さらに、ものを作る過程でもさまざまな形で二酸化炭素が排出されているため、不必要な大量生産・大量廃棄は地球温暖化の原因になります。
最終処分場の不足
バブル景気の頃(1980年代後半から1990年代前半)には、ゴミ焼却処理施設の不足とゴミ排出量の増加から、可燃ゴミを燃やさないまま直接埋め立て処分せざるをえない状況になりました。
本来であればゴミは、焼却または圧縮・粉砕・脱水などをして重量や容積を減らしてから最終処分場に埋め立てられます。しかし、焼却などの工程を省略したために埋め立てるゴミの量が増え、最終処分場の埋立可能量(残余容量)が減少していきました。
最終処分場の不足を解消し残余容量を確保するために、最終処分場の新規建設やゴミの削減が重要な課題となっています。
海洋ゴミによる生態系への影響
海洋ゴミは近年注目を集めているゴミ問題です。
海洋ゴミのなかには魚や貝、木の枝といった自然物もありますが、人工物であるプラスチックゴミが大半を占めています。統計では、年間800万トンものプラスチックゴミが海洋に流出しており、このままでは2050年には海洋プラスチックゴミの量は魚の量より多くなるという予測もされています。
海洋プラスチックゴミによる問題は、景観の悪化や船舶航行の障害のほか、海鳥や魚などがエサと間違えて食べてしまったり、体に絡まって傷つけるなどさまざまです。また、有害な「マイクロプラスチック(注3)」が海洋の食物連鎖に取り込まれることで、生態系に与える影響も懸念されています。
(注3)一般に5mm以下の微細なプラスチック類をいう。紫外線や波の力により細かく砕けたプラスチックや、合成繊維の洗濯の際などに発生したごく小さなプラスチックのこと。
ゴミ問題の現状
ゴミ問題は日本だけに限らず、世界各国で起こっている環境問題です。世界的にゴミ問題がどのような状況なのか見ていきましょう。
世界の現状
Verisk Maplecroftの『US tops list of countries fuelling the waste crisis』(Niall Smith, 2 July 2019)によれば、世界では毎年21億トンを超えるゴミが排出されています。このうち毎年リサイクルされるのが約16%、持続可能な方法で廃棄されるのが46%、残りは環境に影響を与える何らかの方法で処理されています。
G20諸国のうちゴミの排出量が最も多いのが中国で、次にインド、アメリカと続きます。人口1人当たりのゴミ排出量でみると最も多いのがアメリカで、その量は世界平均の3倍相当です。アメリカの1人当たりのゴミの排出量は、世界のなかでも突出して多くなっています。
しかし、将来的なゴミの排出量については、アメリカをはじめとした高所得国はほぼ変化しないと考えられています。これはゴミの発生を抑制するとともに、回収やリサイクルによって資源を循環させる社会の仕組みが整っていることが大きな要因です。
一方で、低〜中所得国は経済発展や人口増加に伴い、ゴミの排出量が急激に増加すると予想されています。
【2025年における161か国の所得別ごみ総発生量・ごみ組成質の予測】(出典:世界のごみの現状を知る|国際協力機構(JICA))
日本の現状
以下は環境省の発表をもとに、2017年度から2021年度までの日本のゴミ排出・処理状況をまとめた表です。
2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | |
---|---|---|---|---|---|
ゴミ総排出量 | 4,289万トン | 4,272万トン | 4,274万トン | 4,167万トン | 4,095万トン |
1人1日当たりのゴミ排出量 | 920グラム | 918グラム | 918グラム | 901グラム | 890グラム |
最終処分量 | 386万トン | 384万トン | 380万トン | 364万トン | 342万トン |
リサイクル率 | 20.2% | 19.9% | 19.6% | 20.0% | 19.9% |
最終処分場の残余容量 | 1億287万m3 | 1億134万m3 | 9,951万m3 | 9,984万m3 | 9,845万m3 |
最終処分場の残余年数 | 21.8年 | 21.6年 | 21.4年 | 22.4年 | 23.5年 |
(平成29年度から令和3年度の『一般廃棄物の排出及び処理状況等について』を参照し作成)
日本のゴミ総排出量及び1人1日当たりのゴミ排出量は、ほぼ毎年減少していることがわかります。
2017年度から2021年度の5年間でゴミ総排出量は約200万トン減少しており、これは東京ドーム5杯分のゴミの量に相当します。最終処分量も毎年減少し続けているものの、リサイクル率は横ばいの状態です。
また、最終処分場の残余容量は年々減少しており、新規建設もなかなか進まないことから、最終処分場の確保は継続した課題となっています。
ゴミ問題とSDGs
SDGsとは、持続可能でよりよい社会を目指すための世界共通の目標です。
健康や教育、経済成長、気候変動、ジェンダーなどに関する17の目標と169のターゲットから構成され、「地球上の誰一人として取り残さない」社会の実現を目指し、2030年までの目標達成を目指しています。SDGsの17の目標のうちゴミ問題に関連した目標は4つあり、SDGs達成のためにもゴミ問題の解決は必須です。
ここではゴミ問題とSDGsの関係性について解説します。
SDGsの目標12「つくる責任・つかう責任」
SDGsの目標12「つくる責任・つかう責任」は、持続可能な方法で生産・消費する形態を確保することを目的にしています。この目標が掲げられた背景には、大量生産・大量消費・大量廃棄によって資源を必要以上に使い、さらに大量のゴミを排出することで地球に負荷をかけている状況がありました。
これからの未来も自然豊かな美しい地球で暮らしていくためには、今ある資源を守り、環境への影響を与えない形で生産・消費活動をし、持続可能な社会を実現しなければなりません。具体的には、フードロスや不法投棄といった資源の無駄遣いを削減するとともに、リサイクルなどを推進し、資源を持続させる取り組みをおこなう必要があります。
フェアトレード商品や地産地消の商品を買うなどの「エシカル消費(注4)」も、消費に責任を持つ方法のひとつです。また、より少ない資源でより良質のものを作るなど、資源を効率的に利用するための生産性の向上も求められています。
(注4)より良い社会の実現に向けた、人や社会、環境に配慮した消費行動のこと。
SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」
SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」では、気候変動及び気候変動による異常気象や海面の上昇などに対して緊急で行動を起こし、その影響を軽減することを目的としています。
2020年以降の気候変動問題に国際的に対応するため、2015年にパリ協定が採択されました。パリ協定は「京都議定書」の後継となるもので、世界の全ての国が参加する公平な合意です。パリ協定では世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃以下に保つとともに、1.5℃に抑える努力目標が示されました。そのために世界の温室効果ガス排出量の上昇を止め、温室効果ガスの排出量と(森林などによる)吸収量のバランスをとることも目標としています。
日本では、気温上昇を抑制するために2030年度の温室効果ガスの排出を、2013年度の水準から26%削減することを目標としています。ゴミの運搬や焼却時には温室効果ガスのひとつである二酸化炭素が発生するため、気温上昇とゴミ問題には深い関係があり、気候変動対策としてゴミの削減は重要です。
SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」
SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」は、海や海の資源を守り、持続可能な方法で利用することを目的にしています。海洋ゴミによる生態系への影響でも述べたとおり、海洋プラスチックの問題は海や、海の資源を守るために解決すべき重要な課題です。
プラスチックは素材の性質上、簡単には分解されません。形状を保ちながら長期間にわたって海を漂うことになるため、そもそもプラスチックゴミを海に流出させないことが重要です。
例えば、
- レジ袋などのプラスチック製品の使用を控えて、プラスチックゴミの発生を抑制する。
- 資源を正しく分別し、回収やリサイクルを徹底する。
このような行動をとることで海洋プラスチックゴミが削減し、海や海の資源を守ることにつながります。
SDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」
SDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」は、陸の生態系を守りながら持続可能な形で利用し、森林を管理することで砂漠化を防ぎ、生物多様性を守ることを目的としています。
ゴミのポイ捨てや産業廃棄物などの不法投棄は景観を悪化させるだけでなく、水質汚濁や土壌汚染、蓄熱などを原因とした火災を引き起こす可能性があります。不法投棄された廃棄物に有害物質が含まれている場合、雨などの影響で有害物質が地下水や土壌に浸み出し、そこに住む生き物の生態系に影響を及ぼします。
そして、一度汚染されると元のきれいな状態に戻すのは簡単ではありません。自然の力による浄化は長い時間がかかりますし、人の手でおこなう場合も大量の労力と費用が必要になるためです。
最終的にどのようにゴミが廃棄されるか想像し、環境を守るための適切な処分方法を選択することが大切です。
ゴミ問題の解決に私たちができる取り組みは?
日本をはじめ世界各国では、法律などでゴミの排出を抑制したりリサイクルを推進し、持続可能な仕組みを整備することでゴミ問題の解決に取り組んでいます。
では、私たち個人にできることはなんでしょうか。ここでは、ひとりひとりができる具体的な行動として以下の5つを解説します。
- Refuse(リフューズ):ゴミになるものは断る
- Reduce(リデュース):ゴミを減らす
- Reuse(リユーズ):くり返し使う
- Recycle(リサイクル):資源として再利用する
- Repair(リペア):修理して使う
身近な実践例もご紹介しますので、取り組みやすいものから始めてみましょう。
Refuse:ゴミになるものは断る
ゴミの量を減らすうえでまず私たちが取り組むべき行動は、「リフューズ」です。リフューズは、不要なものや余計なものが手元に来たり、家庭などに持ち込まれることを避け、ゴミになる可能性のあるものを断つという考え方です。
具体的には、
- ☑マイボトルを利用して使い捨て容器をもらわない
- ☑マイバッグを利用し、レジ袋を断る
- ☑試供品やチラシをもらわない
- ☑割り箸やおしぼりを断る
- ☑使用頻度の少ないものは購入せずにレンタルを利用する
などの行動によりリフューズを実践できます。
Reduce:ゴミを減らす
Reduce(リデュース)はゴミの量を減らすことです。すべてのゴミが資源としてリサイクルできるわけでないため、最終的に焼却や埋め立て処分されるゴミの量を減らす必要があります。近年注目を浴びているフードロスも、リデュースにより改善が期待できます。
リデュースの具体例は、
- ☑詰め替え商品を活用する
- ☑長く使えるものを購入する
- ☑ものを最後まで使い切る
- ☑皮の向き過ぎなどによる食品の過剰除去を避ける
- ☑食べ残しをしない
- ☑生ゴミの水気を切ったり、堆肥化する
などです。
Reuse:くり返し使う
Reuse(リユース)とはものをくり返し使うことです。ものをそのままの形で再利用する点に特徴があります。
リユースの具体例は以下のとおりです。
- ☑宅配の通い箱を利用する
- ☑リサイクルショップやフリマアプリを利用する
- ☑寄付する
- ☑リターナブルびん(返せるびん)を利用する
Repair:修理して使う
Repair(リペア)は壊れたものを修理して長く使うことです。修理して使うことで愛着が湧いたり、ものを大切にする気持ちも湧いてくるでしょう。
- ☑洋服や家具をリメイクして使用する
- ☑買い替えずに修理やお直しのサービスを利用する
- ☑修理の知識や技術を身につける
などがリペアの実践例です。
Recycle:資源として再利用する
Recycle(リサイクル)は、不要になったものを別の新しい製品につくり変えて再び利用することです。
リサイクルや再利用可能なゴミを「資源ゴミ」といいます。資源ゴミの回収・リサイクルをおこなうと最終的なゴミの量は減りますが、資源の運搬や加工の際には新たなエネルギーを使用しなければなりません。そのため、まずは「ゴミの発生を抑制」し、次に「修理や再利用をして長く使用」してから、最後に不要になったものをリサイクルするという順序が大切になります。
リサイクルの際に重要なのは、資源ゴミの量と分別です。回収された資源の規格や材質が統一されていればリサイクルの工程が効率化でき、リサイクル製品の品質も高くなるためです。
分別やリサイクルには以下のようなポイントがあります。
- ☑分別の種類を知る
- ☑汚れがひどいものは拭き取ったり洗ってから回収に出す
- ☑地域の資源ゴミの回収方法を把握する(戸別収集、小売店やゴミステーションでの拠点回収、ゴミ処理施設への持ち込みなど)
- ☑リサイクル製品を選んで購入する
地域によって資源ゴミの分別方法や回収方法が異なりますので、まずは何が資源ゴミとして分別できるのか把握し、自分にとって使いやすい回収方法を積極的に利用しましょう。
まとめ
ゴミ問題は持続可能な社会の実現に向けて解決すべき世界共通の課題です。ゴミの増加や不適切な処理に対する問題意識は教育などにより多くの人に共有されており、資源の分別やリサイクルといったゴミを削減する社会の仕組みもある程度整備されています。そのため、日常生活の中でも自然とゴミの削減につながる行動を取っている人は多いはずです。
しかし、ゴミが最終的にどのような形で廃棄され、どのように地球環境に影響を与えるか理解し、自分の問題として意識している人はどれほどいるでしょうか。ゴミ問題の解決には、法令などにより半ば自動的にゴミが削減される仕組みをつくることも重要ですが、一人一人の意識を変えることでより大きな改善が期待できます。
小さなことでも継続すれば大きな変化につながっていきますので、まずは行動を起こすことが大切です。本記事が読者の意識や行動を変えるきっかけとなれば幸いです。
【参考】
焼却処理-環境技術解説|環境展望台:国立環境研究所 環境情報メディア
ダイオキシン類(2012)|環境省 水・大気環境局総務課ダイオキシン対策室
今さら聞けない海洋ごみ問題。私たちにできること|日本財団ジャーナル
「ごみを減らせ!」「ごみは資源!」そんな意識が作る脱炭素な日常|みんなでおうち快適化チャレンジ
US tops list of countries fuelling the waste crisis|Maplecroft
What a waste:固形廃棄物管理の未来に関する最新の分析|The World Bank