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エコハウスとは?1分でわかる環境に優しい住宅のチェックポイント

エコハウスとは?1分でわかる環境に優しい住宅のチェックポイント

エコハウスが「冷暖房が効かない!」を解決する?

みどりさん

この間とっても寒い日に、ママ友の家に遊びに行ったら、家全体が暖かくて快適だったの!聞いたら暖房はついていないって言うからびっくり!夏も冷房に頼らなくても、暑すぎることはないみたい。しっかり断熱していれば、冷暖房なしでも快適に過ごせるのね。

最近光熱費が上がっているから、うちもリフォームを考えようかしら。

いぬ

今注目のエコハウス(エコロジーハウス)だね!地球温暖化に関する目標達成に向けて、家庭から排出されるCO2の排出量を削減することが求められているから、省エネ住宅やZEH(ゼッチ|ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)みたいなエコ住宅は、ますます注目が高まりそう。光熱費も高くなっているから、経済的なメリットも出てくるね。

エネルギーをたくさん使わなくても、「夏は涼しく、冬は暖かく」快適に過ごせるなんてとってもいいよね!

みどりさん

環境にも家計にも優しいなんて最高!そもそも、どんな家をエコハウスって呼んでいるのかしら。家づくりの設計や工法に基準があるの?

いぬ

エコハウスは、家を建てる地域の気候や風土・敷地の条件と、住む人のライフスタイルに合わせて、自然エネルギーを最大限に利用した生活を実現しているのが特徴だよ。環境省の「エコハウスモデル事業」では、次の4つのポイントがエコハウスの基本といわれているよ。

 

エコハウスのポイント

 

①環境基本性能の確保
断熱・気密・日射遮蔽・蓄熱・通風・換気・自然素材といった住まいの基本性能の確保を目指すこと。これらの性能を備えることで、必要なエネルギーを最小限に抑えつつ、快適な住宅の実現が可能に。

②自然・再生可能エネルギー活用
自然エネルギー(太陽光、太陽熱、風、地中熱、水、バイオマス、温度差)を最大限利用し、なるべく化石燃料に頼らず生活すること。最近では既存のインフラに頼らないオフグリッドと呼ばれる、太陽光などを利用した電力の自給自足にも注目が。

③エコライフスタイルと住まい方
核家族の増加によって増えたエネルギー消費量を抑えるために、集まって暮らすための仕組みづくりや、日除けの草木を植えるなどの工夫をすること。住宅そのものだけではなく、ゴミをできるだけ出さないようにすることや、環境に配慮された商品を購入するようにすることなど、日々の行動も重要なポイント。

④地域らしさ
材料や建て方、デザインに、地域の特色が生かされていること。また、身近に手に入る地域の材料を使い、環境に負担をかけない方法で建てること。地域の伝統的な建築方法を取り入れたり、地元の木材を使用したり、周囲の環境に馴染むデザインにしたり...と様々な工夫が。

 

\快適な家にプラスチックは不要?/

なぜエコハウスなのか

みどりさん

日々省エネに取り組むだけじゃなくて、家自体の素材や構造にこだわったり、地域の風土に合わせて材料や自然エネルギーを導入した暮らしができる家を、エコハウスって言っているのね!

ますますリフォームしたくなってきたわ。

いぬ

中古の家をリノベーションしたり、新しく家を建てたりするときに、エコハウスの実現を目指すと、無駄な家事の削減や、心身の健康に繋がるといった効果もあるんだよ。

みどりさん

家事や健康に関係するの?エコハウスを選ぶ理由をもっと教えて!

いぬ

うん!エコハウスのメリットを3つ紹介するね。

 

①家計にやさしい
家計に優しい
高い断熱性などの住まいの基本性能があれば、冷暖房の利用を最小限に抑えても快適に過ごすことができるから、光熱費を抑えることができるよ。さらに自然エネルギーを活用して自家発電をすれば、もっと家計に優しい暮らしができるね!

②無駄な家事が減る
窓の結露
窓の結露対策って、こまめに窓を拭いたり、結露防止のシートをはったり結構大変。家全体でしっかり断熱されたエコハウスなら、外の気温が家に与える影響が少なくて、結露の原因になる温度差を減らすことができるよ。

冷暖房もあまり使わないから、灯油を入れ替える手間や、冷房の消し忘れを心配することも減らせるね!

③家がとっても快適になる
快適なリビング
廊下が寒いから部屋の移動が...暑すぎて冷房が効いている部屋から動けない...なんてこと、よくあるよね。エコハウスならそれぞれの部屋ごとの温度差も少ないから、室温をそれほど気にせず快適に過ごすことができるよ。

しかも、住む人に優しいエコハウスはもちろん環境にも優しいから、暮らしをエコに変えたい人にはエコハウスがぴったりだね!

エコハウスの事例

みどりさん

長い目で見れば経済的なメリットがあるエコハウスだけど、省エネに繋がる素材を使ったり、自家発電設備を設置したりするから、初期費用は高くなりそうね。

いぬ

実際にエコハウスを目指すとしたら、長期優良住宅やZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)、低炭素住宅、家庭用蓄電システム、グリーン住宅ポイント制度利用など、利用できる補助金や減税の制度がたくさんあるよ!

細かい条件は自治体によって違うこともあるから、詳細は要チェックだね。エコハウスに詳しい建築業者やリフォーム業者を選んで相談してみるといいかも!

みどりさん

補助金や減税はありがたいわね!実際のエコハウスも見てみたいわ。

いぬ

「日本エコハウス大賞」という実例コンテストが既に過去7回行われていて、日本エコハウス大賞の公式サイトでは、過去の受賞作品をみることが出来るよ。新築部門やエコリノベ部門など、色んな部門があるから、自分の暮らしに近い作品を家づくりの参考にすると良いね!

僕もエコハウスで暮らせるかもって思ったら、ワクワクしてきた!

 

\建物で使うエネルギー収支ゼロを目指す/

 

キーワードのまとめ

  • エコハウスとは、エネルギーをたくさん使わなくても快適に過ごせる住まい!
  • エコハウスは、家計・暮らす人・環境に優しい!補助金や減税の制度も。
  • エコハウスの事例は、日本エコハウス大賞の過去事例からチェック!

(参考1)環境省21世紀環境共生型住宅のモデル整備による建設促進事業「エコハウスとは

(参考2)日本エコハウス大賞「過去の受賞作品一覧

 

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