再配達問題とは？環境や2024年問題との関係と解決へのアプローチ

この間はネットショッピングで溜まった段ボールのリサイクルについて話したわね。ライフスタイルの多様化や、ネットショップでの取引が急速に広まったことで、宅配便の量はますます増えているみたいだけど、これからも問題なく配達されるのかしら。

それが今まで通りにはいかないみたい。2024年問題って聞いたことある？トラックドライバーは「労働時間が長くて、所得が低い」と言われているんだけど、そんな運送業界の働き方を改善するために、2024年4月から残業時間の上限が年間960時間になるんだ。

それが今まで通りにはいかないみたい。2024年問題って聞いたことある？トラックドライバーは「労働時間が長くて、所得が低い」と言われているんだけど、そんな運送業界の働き方を改善するために、2024年4月から残業時間の上限が年間960時間になるんだ。

つまり、宅配便の量は増えるのに、ドライバーが働く時間は少なくなるということ。それによって物流が停滞する可能性があることを「2024年問題」っていうんだよ。

ドライバーさんの大きな負担になっている業務の一つが再配達。あるサンプル調査の結果では、2022年４月期は約11.7％が再配達だったんだって。


しかも、宅配の再配達は、配達員の方の負担が増えるのはもちろん、環境問題にも関係するんだ。

何度も車で家まで来てもらうと、その分CO2を排出するってことね。

その通り。ネットショッピングでの買い物が日常になる中で、気軽にお願いできちゃう再配達も何気なくしちゃってるよね？

でも再配達で増えるCO2排出量が問題になっているんだ。国交省の試算によると、再配達のトラックから排出されるCO2の量は、年間でおよそ25.4万トンと推計されているよ。

便利な配送サービスを今後も利用したいなら、ドライバー不足の問題や環境のためにも、再配達を減らす努力をする必要がありそうね。

もちろん完全に再配達がなくなった訳じゃないんだけど、コロナ禍でみんなが家にいる時間が長くなったから、1回の配達で受け取ってもらえることが増えたみたい。ママもテレワークで在宅しているときは、よく荷物を受け取っていたよね！

コロナ禍も落ち着いてきて、みんなが外に出るようになったら、また再配達も増えちゃうのかしら？

その可能性はあるね...。再配達を頼むことになってしまう理由の多くが「配達されることを知らなかったこと」。まずは、できる限り時間指定をして、その時間には必ず家にいるように心がけることが大切だね。

政府からは再配達を減らすための3つのポイントが呼びかけられているよ。

1. 時間指定を活用すること
2. メールやアプリなどのコミュニケーションツールを活用すること
3. 自宅以外の受け取り方法（コンビニ・宅配ロッカー・置き配）を活用すること

最近は家に届く前にメールやメッセージアプリにお知らせが届いて便利よね！宅配ボックスや置き配、コンビニ受け取りはまだ利用したことがないけど、使い方は難しくないのかしら…

アプリやメールアドレスで配送業者と連携されていれば、受け取り方の選択も簡単にできるよ！宅配ボックスのついたマンションも増えているし、戸建て向けのおしゃれな宅配ボックスもたくさんあるみたい。

駅やスーパーにも宅配ロッカーが増えているし、自分のライフスタイルに合わせた受け取り方を探してみたいね。


再配達が配達員の方や地球環境に与える負担を考えて、1回の配達で受け取る工夫をしてみよう。自分が荷物を送る時も、相手が受け取れる時間を確認してから発送できるといいね。