省エネ・創エネ・蓄エネ
こんな疑問を解決!
- 省エネ・創エネ・蓄エネ、それぞれの違いは?
- どうして省エネだけじゃなくて、創エネ・蓄エネが必要なの?
- 創エネ・蓄エネの方法が知りたい!
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省エネ・創エネ
建物で使うエネルギーの収支をゼロにすることをめざした建築物「ZEB」では、エネルギーを減らす省エネと、エネルギーを創る創エネで、エネルギーの消費量をプラスマイナスゼロにしているって話だったわね。
省エネは、エアコンの温度を調節したり、運転の仕方を工夫したりと、日常生活で取り組めることが多いわ!
「省エネ」は、エネルギー資源のほとんどを輸入に頼る日本の最重要課題のひとつ「エネルギーの安定供給確保」や、温室効果ガスの大部分を占める二酸化炭素排出削減による「地球温暖化防止」のために重視されてきたんだ。
日本の省エネの根幹となっている「省エネ法」も1979年に制定されていて、省エネという言葉もかなり浸透していると言えるよね!
じゃあエネルギーを創る「創エネ」はどうかな?
エネルギーを創ると言えば、太陽光パネルによる再生エネルギーの発電が思いつくわ!
そうだね!太陽光発電は代表的な創エネの例と言えるね。
2012年に始まった再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で、自治体や企業、一般住宅に急速に普及したみたい。
屋根に太陽光パネルが付いている建物や、空き地に太陽光パネルが並べられているのをよく見るようになったよね。他にも創エネの方法はあるの?
水力発電や風力発電、地熱発電、バイオマス発電など、様々な種類の自然エネルギーを利用して、再生可能なエネルギーを創出することができるよ。 土地の特徴に合った発電方法を採用して、より効率よく創エネする工夫ができると良いよね。
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蓄エネ
省エネと創エネの違いは分かったけど「蓄エネ」って何?
蓄エネというのは、エネルギーを蓄えること。創エネで創り出される自然由来の再生可能エネルギーは、エネルギー源が枯渇しない、温室効果ガスが排出されない、といったメリットがある一方で、天候などによって発電量が大きく変動してしまうんだ。
蓄エネによって、発電量が少ない時でもエネルギーが供給されるような仕組みが必要ということね!
その通り!電力貯蔵技術には用途が色々あって、発電電力平準化を目的とした蓄エネは、再生可能エネルギーの導入と併せて開発が進められているよ。 例えば、太陽光発電や風力発電の設備に、化学反応を利用して繰り返し充電・放電が可能な二次電池を組み合わせることができるんだ。災害時に備えてエネルギーを蓄えるために家庭用の蓄電池を導入している家庭もあるよね。
まずはできる限りの省エネに取り組んで、創エネ、蓄エネとレベルアップだ!
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キーワードのまとめ
- エネルギーを減らす「省エネ」・エネルギーを創る「創エネ」・エネルギーを蓄える「蓄エネ」
- 日本はエネルギー資源のほとんどを輸入に頼っているから、創エネ・蓄エネが必要!
- 太陽光発電や風力発電の設備に電池を組み合わせることが可能!
(参考1)経済産業省資源エネルギー庁ホームページ「省エネって何?」
(参考2)国立研究開発法人 国立環境研究所 “つながる ひろがる”環境メディア環境展望台「電力貯蔵技術」
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