キーワード|紙のリサイクルと分別
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紙のリサイクルの流れ
紙のリサイクルと機能材料|1分で学べる環境問題#12では、禁忌品や紙を大切にする想いから生まれた離解性防湿紙について学んだわ。
ところで回収された古紙は、その先どのようにリサイクルされているのかしら。トラックで製紙工場に運ばれるの?
製紙工場へ運ばれる前に、古紙回収業者へ運ばれて種類ごとに分別されているんだよ。分別された古紙は、機械で圧縮して、大きな塊になってから製紙工場や海外へと輸出されていくんだ。
家庭や企業など資源を出す側も分別してるけど、資源を回収する古紙回収業者側でも確認が行われてから次の工程へ進んでいく仕組み。
そうすることで良質な再生紙を作ることができるし、製造時に必要なエネルギーも最小限で済んでいるよ。
\アイデア次第で生まれ変わる紙袋!/
資源として分別することが環境保全の第一歩
ところで、作られた再生紙はどんな製品に生まれ変わるの?
新聞、雑誌、コピー用紙、段ボール、紙パックなど様々な種類の古紙があるけど、全てが同じ再生紙になるわけではないよ。
だから古紙回収業者さんがきちんと分別をしてくれているのね。
そう。資源として回収された古紙にもグレードがあって、紙パックやオフィスペーパーは良質古紙としてティッシュペーパーやトイレットペーパーに。
少し質の落ちる段ボールは段ボールに、新聞紙は主に新聞紙に、そして雑誌は段ボールやお菓子の箱に生まれ変わるんだよ。
分別の大切さがわかることで、紙の処分の仕方も見直すきっかけになるわ。
紙は、再生可能な資源である「木」を原料とするサステナブルな資源。でも、そんなサステナブルな資源も一度使っただけで可燃ごみとして処分するのはもったいないよね。
紙はきちんと分別してリサイクルさえすれば、新たな紙製品として生まれ変わる優秀な資材。可燃ごみのゴミ箱には入れずに、地域の回収方法を確認して資源へ回すために、家庭や企業での紙の処分の仕方を見直して欲しいな。
屋外に無料の古紙専用回収ボックスが用意されている地域もあるらしいし、早速僕たちの住んでいる市町村の古紙回収状況について確認してみよう!
\分別次第でゴミを資源に!/
\日本の段ボールの90%は…?/
キーワードのまとめ
- 古紙回収業者へ運ばれて種類ごとに分別された古紙は、機械で圧縮されて製紙工場や海外へと輸出される
- 新聞、雑誌、コピー用紙、段ボール、紙パックなど様々な種類の古紙があるが、全てが同じ再生紙になるわけではない
- リサイクルできるところも紙の大きな魅力の一つ。可燃ごみとして処分するのはもったいない!
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