ゼロウェイスト
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分別とゼロウェイストの違いは?
ゴミを捨てる時に分別を意識するようになったら、意外と資源がたくさんあることにびっくりしたわ!
良いことだね!分別の徹底でゴミを資源と捉え燃焼や埋立処理をしない、などの方法でゴミをなくす「ゼロウェイスト」の活動が、個人や地方自治体、企業など様々な場所で広がっているんだよ。
大量のゴミが出る大量生産、大量消費の社会で、出てしまった廃棄物の処理方法を考えるだけでなく、そもそもゴミを出さないことを目標としている点がポイントだね。
ゴミが適切に回収されず海洋プラスチックゴミとなっていることや、まだまだリサイクルが不十分なことなど、ゴミ処理に関する様々な問題を根本から解決できる考え方だよ。
どんなに分別を頑張ってもゴミは出ちゃいそうだけど...
確かに完全にゼロにするのは難しいかもしれないけれど、ゼロウェイストを実現するためにできる取り組みやアイデアはたくさんあるよ。 例えば生ゴミはコンポストで堆肥化させることができるし、フリマアプリを使えばゴミにならずに他の人に使ってもらうことができるよね。
最近では本やCDだけじゃなくて、車やベッドなどの家具、靴や洋服などのアパレルもレンタルできるサービスが増えているんだよ。ゼロウェイストのためにできることを探していれば、新しい生活の仕方に出会えるかも!
\分別次第でゴミを資源に!/
ゼロウェイストの基本姿勢
みんながゼロウェイストな生活を送れば、地球全体もゼロウェイストになるわね!
2003年に「ゼロ・ウェイスト宣言」をして世界からも注目を集める徳島県勝浦郡上勝町では、45種類以上に分別し、ゴミ自体も削減する町民一人ひとりの努力によってリサイクル率80%以上を達成しているよ!
「Local(地域主導で)」「Low Cost(低コストで)」「Low Tech(最新の技術に頼らず)」「Low Impact(環境負荷を低く)」という4Lがゼロウェイストの基本姿勢。上勝町のような、お金がかからないシンプルな技術で取り組める方法が推奨されているんだ。
そういえば、貧しい国ではコストのかかるゴミ処理のインフラが整っていないこともあると聞いたわ。
その通り。リサイクル設備にも同じことが言えるよ。だから出てしまったゴミの処理や再利用の方法を考えることはもちろんだけど、そもそもごみを出さないようにするゼロウェイストが大切。
今まで通り分別を続けながら、ゴミをできるだけ出さずにすむ「みつろうラップ」のようなアイテムも活用するといいよ!
\野菜を食べ切って食品ロス削減!/
\家庭でもできるコンポスト/
キーワードのまとめ
- ゼロウェイストは、そもそもゴミを出さないことが目標
- ゴミになるものをつくらない・手にしない、ゴミを出さない仕組みを作ることで、ゼロウェイストを実現
- お金がかからないシンプルな技術で取り組める方法が推奨されている
(参考)ゼロ・ウェイストタウン上勝「ゼロ・ウェイストとは?」
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