カンキョーダイナリーの人気アイテムの一つ「びわこふきん」。食器洗い用のスポンジ代わりとして有名ですが、他にも使い方が色々。よりエコで便利でシンプルな生活を、びわこふきんで叶えられるヒントをご紹介します!
そもそも「びわこふきん」って?
使いやすさのヒミツ「ガラ紡糸」
びわこふきんは「ガラ紡糸」からできています。「ガラ紡糸」とは、1875年に日本で発明された紡績方法のことで、糸の太さが不揃いでムラがあるのが特徴です。そんな「ガラ紡糸」を、力を加えず、粗めにゆっくりと織り上げることで、繊維を傷めずふんわりと柔らかな手触りを生み出すことができます。
通常のふきんは織り目で水分や油分を吸収するのに対し、びわこふきんは糸の繊維そのものが水分や油を吸収します。その優れた吸水性・吸油性によって、中性洗剤がなくても食器がきれいに洗える!と話題に。
もともと欠点だった「不揃いでムラがある」という点が、「やわらかく軽い手触りで、吸水性・吸油性に優れる」という長所に変わり、キッチンで愛用されるアイテムになっています。
実はお手入れもとっても簡単
使い込むことにより粗い目がだんだんと引き締まっていきますが、ふきん自体の使い勝手や効果は変わりません。
より長期間使うためのお手入れも、煮沸消毒だけでも十分。慣れていない方でも、煮沸消毒はとっても簡単。お鍋で沸かしたお湯に、びわこふきんを数分入れて煮てから、お箸などで取り出してから数回すすげばOKです。気になる汚れがある時は、重曹を入れたお湯でびわこふきんを数分煮て、10分程度置いておけば、漂白・消毒ができます。
デメリットも使い方の工夫で解決
スポンジでの洗い物に慣れているので、びわこふきんの使い始めはお皿などが洗いにくいと感じることも。そんな時は、びわこふきんを細く折り畳み、手で食器を洗うイメージで、自分の指に巻きつけるようにして使うのがおすすめ。
また、目が粗いため汚れがたまりやすいように感じる時は、不要な紙や布などで汚れをある程度拭き取ってから、びわこふきんで洗うようにしましょう。汚れを最低限まで拭き取ってから洗う習慣は、油脂による下水道管の詰まりや、水質汚濁の解決にも貢献します。
びわこふきんの便利な3つの使い方
スポンジの代わりに、洗剤いらず食器洗い
おやつや晩酌で使ったお皿一枚やコップ一個のために、スポンジに洗剤をつけて洗い、スポンジの泡をきるなんて面倒!なんてことありませんか?
びわこふきんを使って湯洗いすれば、洗剤がなくても食器をきれいに洗うことができます。また、目が粗いので水気を切りやすく、乾きが早いので、こまめに洗い物をする時でも清潔に保つことができます。
家中まるごと1枚できれいに、お掃除グッズ
びわこふきんは食器だけではく、シンクや洗面台、お風呂のお掃除でも大活躍。細かい溝にもフィットして汚れを落とし、軽い汚れなら食器と同じように洗剤がなくてもピカピカに磨くことができます。新品のびわこふきんを使うのはもったいないと感じる方は、食器洗いで使い古したものを使っても良いですね。
また、土のついた野菜を洗うのにも便利。野菜を傷付けずにやさしく洗うことができます。
体にもやさしく使える、ボディタオル
※写真はイメージです
やわらかく、軽く、肌触りの良いびわこふきんは、顔や身体を洗うボディタオルとして直接肌に触れても大丈夫。ふきんの凹凸が汚れを落としてくれるので、石鹸で肌トラブルを感じている方は、びわこふきんとお湯だけで使用するのもおすすめ。
吸水性に優れているので、汗拭きタオルとしても、肌の弱い赤ちゃんからお年寄りまで、使うことができます。
洗剤もプラスチックもなくして、スッキリきれい
洗剤に含まれるリンが原因で汚染された琵琶湖がきれいになるように、という想いを込め、洗剤を使わずに食器洗いができるふきんとして生まれた「びわこふきん」。毎日使う洗剤の量をできるだけ減らすことは、環境に優しいのはもちろん、洗剤による手荒れの心配もなく、人にもやさしい習慣に。
煮沸できて乾きやすいので、簡単に衛生を保てる便利グッズとしても是非一度使ってみてはいかがですか?